Analepsy Interview

海外バンドへのインタビュー。

 

今回のゲストは……。

 

 

2017年1月に待望の1stアルバムをリリース。ポルトガルより放たれたこの新星のブルータルデスメタルバンドとその作品に、世界中のブルデスファンが注目した事は記憶に新しいです。

 

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Analepsy

 

 

今回はバンドの基盤となるあの高速ドラミングをプレイする、ドラムのTiagoに色々とお話を聞かせていただきました!

 

・はじめまして!この度はインタビューを受けてくれてありがとうございます。Analepsyが日本語の媒体に出るのは初めてでしょうか、初めに自己紹介をお願いいたします。

(Tiago Correia/Dr.)

・やぁ!俺もそう思うよ、俺達はこれまでに中国のウェブマガジンのインタビューを受けた事があるんだけど、日本はなかったかな!俺達はポルトガルリスボン出身のAnalepsy、スラミングブルータルデスメタルと言われている音楽をプレイしているよ。俺はドラマーのTiago Correia。他のメンバーも紹介するね、Marco Martins(Gt)、Flávio Pereira(Ba)、それからDiogo Santana(Vo/Gt)だよ。

 

 

・皆様はポルトガルリスボンにて2013年に結成されたそうですね。バンドの結成経緯やバックグラウンドについて聞かせてください。

・そう、バンドは2013年の11月にリスボンで行われたDisgorgeのギグで結成されたんだ。その時は3人、Marco Martins、Flávio Pereiraと前のヴォーカリストのRicardo Proençaが集結してね。そこから全てが始まったんだ。

 

 

・皆様の住むポルトガルのミュージックシーンについても教えてください。どのような音楽が流行っているのでしょうか?また、ブルータルデスメタルやエクストリームミュージックシーンはどんな感じですか?

ポルトガルには沢山の素晴らしいバンドがいるよ!特に好きなバンドの、Grog(ブルータルデス/グラインド)とThe Voynich Code(デスコア)は間違いないって断言できるね。シーンは悪くないよ、でもとっても良いっていうわけでもないんだ。だけど人々は皆仲が良くて、いつも協力的だよ。

 

 

・どういった音楽やバンドに影響を受けてきたのですか?
・それはもうたくさん!特に全員が共通して影響を受けたのは、Pathology、Putrid Pile、Abominable Putridity。でもこのバンドの皆、沢山の異なる個人的に影響を受けてきたものを持っているんだ。ヘヴィ/パワーメタルやロック、それにヒップホップやラップからも。
 

  

 ・Analepsyという、このバンド名の由来を教えてください。

・いやね、これマジで特に意味はないんだよ(笑)でも響きがいいでしょ!

 

 

・そして今年待望の1stフルアルバム"Atrocities from Beyond"のリリースおめでとうございます。とても素晴らしかったです。リリース後の手応えとしてはいかがでしょうか。

・本当にありがとう!これまで受け取った反応はどれも素晴らしいよ。人々は俺達の新しいアルバムを本当に気に入ってくれたようで、俺達の期待や予想を吹き飛ばすほどだったね!

 

 

・Atrocities from Beyondという、アルバムのアートワークにも通じるところのある興味深いタイトルですが、この作品のコンセプトやこのタイトルに込められた意味を教えてください。

・この作品のコンセプトは、俺達の住む宇宙を超えた全ての現存するマルチバース(多元宇宙論)で起こりうる物語。全ての生命を破壊し滅亡させ、その全ての破滅を予言する夢から始まるんだ。破壊しつくされた後の地上に、再び降り注いでくる最初の予兆とそれによる復興の終わり、それは再び全ての破滅に関する出来事が起こることを意味するんだ。まるで終わりのないサイクルのようなんだよ。このアルバムのタイトルは、マルチバースで起こるこれらの残虐な虐殺行為について指しているんだ。 

 

 

・今作のリリースはVomit Your ShirtとRising Nemesis Recordsの2つのレーベルより行われましたが、今回Rising Nemesis Recordsとも契約するきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

・俺達はRising Nemesisと連絡を取り今回のリリースをしたんだけど、既にVomit Your Shitとの契約もあって。だからいろいろ考えたのちに、両方のレーベルで分担してリリースをする事に決めたんだ。(ポルトガル国内をVomit Your Shirt、ワールドワイドリリースをRising Nemesis Recordsよりおこなっている)

 

 

  

・これまでの活動の中で様々な変化があったかと思います。特に2016年にはオリジナルヴォーカリストが脱退し4人編成となりましたが、それによる楽曲制作や活動の面での変化はありましたか?

・そうだね、以前のヴォーカリストはこのバンドを去ることを決めたんだ。色々と試行錯誤した後、このバンドを4ピースでやっていこうと決めたよ。それ以外はほとんど何にも変わってないんだ、前のヴォーカルの家で頻繁に会っていたことを除いてはね。今でも以前ほどじゃないけれど、彼とはたまに会うよ。

 

 

 

・作曲の際の担当やアイディアの出し方、制作については現在どのように行っているのでしょうか?

・通常幾つかの曲は俺とMarcoが一緒に書いていて、その他の曲をDiogoが作っている感じかな。それらの曲が出来上がったら俺がドラムを付けていく。そう、大体この3人で全ての作曲を担当していて、Flávioが全ての歌詞を担当しているんだ。

 

 

・そして今作Atrocities from Beyondは本当に素晴らしい出来ですね。インパクトのあるとてもヘヴィなスラムリフとドラミング、時折プログレッシヴな要素も感じ取れるメロディアスでキャッチーなギターがまた絶妙ですね。このバランスについてはどのように考え作曲をおこなったのでしょうか?

・本当にありがとう!そうだね、この要素にはMarcoの影響がそのまま出ているんだ。彼は沢山のオールドスクールなメロディックヘヴィメタルやパワーメタルの要素の中から、それらの持ち味を生かしたようなメロディックなパートを使うんだ。俺は大好きだよ!

 

 

・個人的に、特に最初の3曲(Apocalyptic Premonition/Rifts of Abhorrence/The Vermin Devourer)がとても好きです。まるで物語の序章のような…。これらの曲の背景についてもお聞かせいただけますか?

・そう、まさにこれは物語の序章なんだ!Apocalyptic Premonintionはその翌年に起こる破壊的な出来事についての予言で、それに続くRifts to Abhorrenceは既に"扉"が開かれ破滅が起こってしまう。The Vermin Devourerの中では全ての生命の破滅や減少が既に大量に起こってしまっているんだ。

 

 

 

・今作の中で特にお気に入りの曲や、思い入れの強い曲はありますか?

・個人的には、Apocalyptic Premonitionが大好き。この曲は俺がMarcoと一緒に作ったもので、これまで俺達が作曲してきた中でも最もAnalepsyらしさを出せた曲だと思っているんだ。同じくAtrocity Deedsもとてもよくできた曲だし演奏するのが楽しい作品だよ、これに関してはDiogoがとても素晴らしい仕事をしてくれたね。

 

 

 

 ・Analepsyはこれまで多くの国でプレイしてきましたが、バンド活動や多くのツアー、ショーの中で印象に残っている出来事は何ですか?

 ・うーん。間違いなくこれはドイツで行われたSlamming Brutality, Vol.IIIだね!俺達が初めてポルトガルの外に出てやったショーなんだ。滅茶苦茶ビビッてたんだけど全てが上手くいって、すごく素晴らしい経験だったんだよ!

 

 

 

・Rising Nemesis RecordsよりThe Kraanialepsy Splitの発売が決定しましたが、このスプリットが決まった経緯についても教えてください。

・2バンドでスプリット作品をRising Nemesisからリリースしようって お互いに話して決めたんだ。今言えるのはこれくらいかな

 

 

・今年のWacken Open Airへの出場が決まったそうですね。本当におめでとうございます!今のストレートなお気持ちをお伺いしていいですか?

・ああ、そうなんだよ!Metal Battleのポルトガル選考に参加して、何とかそのファイナルを勝ち獲った。そして今回のWackenでプレイするんだよ!本当に最高の気分さ、俺達全員で凄く楽しむだろうなって思ってるよ!

 

 

 ・ところで、これがWackenの歴史上初のスラミングスタイルのブルータルデスメタルバンドの出演なんじゃないか…とも言われていますが。

・たぶんそうなのかも!俺全然リサーチしてなかった(笑)

 

 

・また今年の夏はdeath fest open airにも出演が決まっているとお聞きしましたが、これは最高なラインナップですね。私も興奮しました。今後共演してみたいと思うバンドはいますか?

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・そうだよ!最高だろ!本当に楽しみにしてるんだ(笑) 共演してみたい…もう沢山のバンドがいるよ!沢山のバンドと一緒にプレイして交流して、素晴らしいバイブスをステージに持っていきたいね。

 

  

・日本という国やその音楽シーンについての印象を聞かせてください。また日本のブルータルデスメタルバンドについては何かご存知ですか?

・残念ながら、俺はそんなに日本のバンドについては知らないんだ。だけどこれから色々チェックしておくからね!

 

 

・今後更に活動の幅を拡げていくのではないかと思いますが、今後の予定や考えているヴィジョンについても教えていただけますか?

・今はAtrocities From Beyondのアルバム制作風景のスタジオでの映像を使ったビデオを制作中なんだ。たぶん1~2ヶ月後に公開されると思うよ。他にも、これから初めてのヨーロッパツアーを2本、7月と10月にやるのが決まっていて凄く楽しみなんだ。もちろん、WackenとDeathfestでのショーもね。実は既に、幾つかの新しい作品にもとてもゆっくりとだけど取り掛かり始めているんだ。まぁだからデモ曲が出来上がったとかじゃなくて、幾つかのリフができただけなんだけど。今のバンドの進展はだいたいこんな感じかな!

 

  

・最後に、日本のファンへのメッセージをお願い致します。

・こんな機会を作ってくれてありがとう!俺達はいつか日本に行くことができる日を心から願っています。皆に会って、そして皆の前でショーをやりたいな!

 

 

 

 

今年の上半期、傑作のアルバムが多いと感じる中でも一際心を惹かれた作品がこちら。

Atrocities from Beyond

Atrocities from Beyond

  • Analepsy
  • メタル
  • ¥1200

彼らの1stアルバムでした。

クオリティの高さもさる事ながら、所々に見えるキャッチーなリフや乗りやすいメロディアスなパート。ジャケットのアートワークも映画のワンシーンのようで、普段ブルデスを聴かないリスナーからも非常に手に取りやすい作品なのではないかと。

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既にWackenで会おうぜ!! と彼らとは盛り上がっております。

生でこの音を体感できるのが私としてもとても楽しみです。

 

Dehumanization by Supremacy

Dehumanization by Supremacy

  • Analepsy
  • メタル
  • ¥1200

Genetic Mutations (Single)

Genetic Mutations (Single)

  • Analepsy
  • メタル
  • ¥150