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Whitechapel Japan Tourを終えて

4月24日と26日、Whitechapel Japan tourに撮影で参加させていただきました。

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写真は各SNSにアップさせていただいております。

公式でレーベルに提出するレビューはまた後日書くのですが、ここでは私の感想や想いをちょこちょこ書いた雑記を。

 

 

まず、昨年に発表されたこの来日公演。

 

彼らの来日というのがどれほど実現が難しいものか、以前アメリカの関係者の方々へお話を聞いた際に知ってはいました。だからWhitechapelを観たいのならアメリカに行くしかない、そう思った私はこれまで三回ほど海を渡って観に行きました。休みもなし寝る時間も削りに削って必死にお金を貯め、観に行ったもののフェスやワークショップのタイムスケジュールの重複で彼らのショーを観たのは約1曲のみ。いつも半泣きで帰国していました。

 

そんな彼らの初来日。こんな夢のような公演に行かないわけにはいかない。

日本国内なら陸続きや!と、両日行くつもりで『この感謝の気持ちを伝えるためにチケット何枚買ったらいいですか!!』なんて、友人に叫び散らかす始末(笑) そんな私に主催のEVP様が夢のようなチャンスを与えてくださりました。本当に心から感謝しています。

 

 また、私に全面的に撮影や写真の使用許可を与えてくださった、所属レーベルMetal Bladeのマネージャー様。彼にもいろんな面で沢山サポートをしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2016年の7月、初めてカメラを持ちました。

インタビューが主流の私に、カメラを持ちレビューを書きなさいとアドバイスしてくれたのはワープドツアーの方です。カメラの基礎すら知らないまま、必死に今日まで様々な海外のバンド の写真を撮ってきました。

その時から『いつかWhitechapelの取材を、撮影をしたい』そう何度も口にしてきた言葉を。

遂に叶える事ができました。

 

これは私の力ではなく、多くの人達のおかげです。

 

 

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そしてオーストラリアのA Night In Texas。元々彼らの事は少し知っていたこともあり、せっかくだから…と来日前にはインタビューをしていました。大阪のリハ終わりには『やっと会えたねー!!』とお互い大喜び。今回はGt.が1人諸事情で参加できなかったそうですが、彼の分まで頑張るよと言ったVo.イーサンの目は凄く真っ直ぐでした。インタビューでの超真面目なイメージは何処へやら、とてもフレンドリーでにこやなナイスガイでしたねイーサン。どこからその声出してるんだろう…と思うような声の幅とそのエゲツなさ。19歳とは思えない素晴らしいパフォーマンスでした。

 

喋ってみるとわかると思いますが、あんなに穏やかな人達だけどそのステージは凄まじい。

Whitechapelの名前が大きくプッシュされ、是非彼らのことも…!!とインタビューを先行公開したりもしたのですが、それも杞憂に終わったようです。 間違いなく、彼らはこの二日間で日本の人達の心を鷲掴みにしたと思っています。

東京公演の日に、曲終わりにメンバーの名を叫ぶ声が聞こえたのを私もステージサイドから聞いていたのですが、嬉しさで胸がいっぱいになりました。東京はどんな感じだろう、と少し不安げにしていた彼らでしたが、その表情はやりきったという達成感で晴れ晴れとしてました。

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今度はどこで会おうか!!と連絡を取ってるあたり、そのうち彼らの姿をどこかの国からまたお届けできるかもしれません。

 

 

 

 

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夢を叶えてくれてありがとう。

 

ずっと大好きだったバンドを、日本で観る事ができるだけでも本当に凄いこと。

それなのに、撮影までさせていただき。どんな言葉を並べても足りないくらいです。

 

海外旅行に行った事ある人、その額の何倍もの額とプラスして売上が来日公演には必要です。チケットが高いとか、日程や会場について主催の方へ意見や暴言まがいの事を書く人をいろんな来日公演で目にするたびに、私は内心とても悲しい気持ちになります。

アメリカの1州よりも、世界の様々な国よりも小さく海に囲まれた国が私達の日本です。

アメリカでは大きな数ヶ所の州以外は基本1州1公演。それを皆車で乗り合わせてでも観に来るんです。アメリカには新幹線なんてありません、州を横断するのにバスや電車では1日近く掛かってしまいます。それでも皆、自分の住む州に来るから…とこぞって観に来るんです。

ドイツは逆に列車が発達しているので、皆2時間とかかけてでもショーを観に来たりします。

それが偉いから見習うべきだ!!と、提言するつもりはありません。ただ、その小さな国でショーをする事、自国よりもセールスの数も明らかに少ない国へわざわざ来てくれる事、それがどれだけの困難の上に成し得た出来事なのか。恵まれすぎて与えられる事が当たり前になっている風潮のある日本の人達に、心の隅にでも置いていてほしいな…と少し思う事もありました。

 

私も初めて行った海外バンドの来日公演ではこれが彼らの飛行機代になるんだ〜と、何にも思わずウキウキしながらお金を貯めてチケットを買ったものです。

 

大阪公演の日、一曲目が始まった瞬間、カメラを持ったままボロボロ泣きました。

ずっと憧れ続けていたバンドが、自分の生まれ育った国で演奏している。目の前で歌っている。ずっと聴き続けてきた音と声が、画面ではなく自分の目の前にある。そして、ファインダーを覗けばそこにWhitechapelの姿がある……。

信じられませんでした。夢にまで見た光景がそこにはありました。

大好きなバンドを撮影する事は今までにも何度か経験してきましたが、Whitechapelに関しては完全に別格です。しかも、これは取材をしている人にしかわからない事ですが、彼らのレーベルは結構取材権が厳しい事もある難関の一つ。 まさに奇跡としか言えないような出来事でした。

 

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結果的に、私にとっては憧れの存在過ぎて、二日間撮影させていただいたにも関わらずメンバーと直接会話をする事がほとんどできませんでした。

ショーは本当に素晴らしかった。基本、耳が痛くなるので撮影の時は耳栓をするのですが、1音でも逃したくなくて今回は耳栓をしませんでした。しかし彼らの音はその圧が凄いながらもとてもクリア。全く耳が痛くなる事もなく、ずっと笑いながら歌いながらシャッターを切っていました。

 

The Saw Is the Law でのフィルが両手を広げるところ、

RiseからのOur Endless War

アンコールのThis Is Exile

何度も観てきた場面を自分が撮れる事はとても光栄で幸せな事でした。

Philはもちろん、Alex、Gabe、Zach、Savage、Ben、1人1人の表情やプレイが全てカッコよかった。

映像で見る何倍も素晴らしかったです。

 

会場の皆様、モッシュの中やフロアで撮影した際に協力してくださり、本当にありがとうございました。

 

幸せな思い出をありがとう、それしか言えません。

 

彼らのアカウントにクレジット付きで掲載していただいたり、実力もまだまだな私に何倍もの大きなモノを彼らは返してくれました。

 

小さな日本人が熱意だけで海外で活動する事は、正直半々です。

 

日本が嫌いだったり、カメラマンの地位が確立している海外ではカメラマン同士の嫉妬も凄い。

理由は様々ですが、物凄い意地悪をされたり、イヤな思いをして帰ってくる事も多々あります。

反面、素晴らしい出会いや経験を与えてくれ、もっと頑張ろうと思える事もあります。

 

今回の来日公演を終えて、もっと勉強してレベルアップしたいな、ずっとずっと彼らを追っていきたいな、そう心から思いました。

 

音楽の道にいる人も、学生の人も、社会人の人も。

皆それぞれの人生を日々生きていると思います。

 

私はとても頑固で、融通がきかない人間です。

何かをしようと思う時に、出来ないという事は考えません。

どうやったらできるんだろう…そこから考えてしまうバカです。

 

夢は幾つになっても、どんな道でも、追いかけていいと思います。

 

できる人は…とか

言われますが、私はこのWhitechapelの公演で生まれてはじめて夢と目標を叶える事ができました。

 

どんなに頑張っても、自分の全てをかけても、叶わない夢なんて山ほどあります。

納得いかない理不尽さや、真っ黒な差別で、夢を投げ捨てないといけない時もあります。

 

 

そんな時、少なくとも私を救ってくれたのは音楽とその仲間達でした。

いっぱい挫折して泣いて、それでも生きていてよかったと思う事がこの一年と少しの中で色々起こりました。

 

沢山の人が、音楽という場で笑う光景を、私はこれからも伝えていきたい。

夢を見せてくれるバンドの姿を、多くの人に残したい。

 

 

世界という場で闘い続ける、最高峰のバンドが多くの人の心に残してくれたもの。

 

私の中にももちろんあります。

 

 

まだまだ実力不足で、やらなければならない事は沢山あります。

 

一歩一歩しっかりと。

これからも頑張っていきたいと思います。

 

この二日間、関わってくださった全ての人々に心から感謝を。

 

 

ISAMIMHZ、撮影だけでなくインタビュー等まだまだ沢山発表を控えております。

未熟者ですが、今後もこの活動や私の書いたものが1人でも多くの人の元へ届けば嬉しいです。

 

またどこかの会場でお会いできますように。

 

ありがとうございました!!

 

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Marina Isami