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イギリス遠征を振り返って

4月の5日夜から2泊3日4日間のイギリス旅へ行ってました。

 

今回も様々な出来事がありつつも無事に帰国。

今のところ次回の海外での取材予定のメドが立っていないのですが、次に繋がる大きな経験をさせていただけました。

 

 日本のファンへのメッセージ動画も撮らせてくれたATTILAのVo.Fronz

【Message to Japanese fans】CHECK IT OUT JAPAN @attila_ga fans!! AWESOME message from @fronzilla . It was an honor speaking with you in Manchester show. HUGE THANKS.ATTILAのFronzから日本のファンへメッセージをいただきました!最高です。#ATTILA #fronzilla #CHAOS #StaySick #manchester #UK #japan #message #staysickthreads

ATTILAの撮影、そしてVo.Fronzへのインタビューをやらせていただきました!

About That Life

About That Life

  • Attila
  • メタル
  • ¥1050

昨年、アルバムCHAOSをリリースしたATTILA。日本のiTunesには該当作が無いので、私の中で特に印象の強かったこの作品を。

ご存知、デスコア×ラップのスタイルが出来上がったのって彼らじゃないかって言われてますもんね。

異端児?一世風靡?そのどちらの言葉で表現しようとも、彼らの残してきた業績は素晴らしくポジティヴ。お騒がせ要素も多い印象がありましたが、等身大でファンや周りの人々とも触れている彼らならではなのでしょう。

そんな、全米のみならずヨーロッパやこの日本でも人気のある素晴らしいバンドに今回関わらせていただきました。

 

6日の昼過ぎに到着したロンドン、入国審査もすんなりと終わり(毎回そうなのですが、入国審査で厳しい事ってあんまりなかったです。ドイツがテロ直後だったから厳しかったかな~ってくらい。こんな時だけ、自分の日本国籍と童顔に感謝する)少々遅れながらもマンチェスターへ出発。

 

飛行機の遅れで予定していた列車のチケットがラッシュの時間帯とかぶり倍額以上に。そしてマンチェスターに着いたらついたで、予約していたホテルのドアが開いておらず途方に暮れる始末。列車の中では出国前からの体調不良による猛烈な吐き気に襲われながらも、急遽決まったATTILAへのインタビューの質問を必死に考えていました。今回はATTILAの撮影許可を得る為に3人の方から了承をいただきました。数々の米国内アーティストのPRESS権を持つ事務所を設立したエイミー、Nuclearのデスコア系バンドを総括するマネージャーのマーカス、そして今回のUKツアーマネージャーのジミー。とても大きなチャンスを与えてくださった事に心から感謝してます。

 

ISAMIMHZ は筆者1人で現在まで活動している媒体です。

スケジュールの組立、申請書の作成、メールでの打ち合わせ、インタビュー、現地での撮影/取材、翻訳、レビュー作成、発注、発送、報告。全ての作業を私一人で行っております。時々、なんじゃこりゃ~というような処理量に追われながらも、とりあえず現時点ではチーム化する予定もなく1人で続けていこうと思っています。(でも真剣に翻訳こんにゃくと酸素カプセルが欲しいです)

1年前に活動を始めてから、ノンストップでここまでやってきました。達成できたことは少なかったかもしれませんが、少しでも誰かに楽しんでいただけるものを書けたのなら幸いです。

できない、ではなく"どうやったらやれるのか"。

いつもPRESS権を得る時は8個くらいルートを考えます。それでもダメだった場合は、まぁ縁が無かったと諦めるしかないでしょう。

 

行きの特急列車の中、ツアーマネージャーさんと連絡を取り恐る恐る今日のインタビューのアンサーを尋ねると

『Fronzだけどどうかな?他のメンバーも必要?』

列車の中でガッツポーズです。Fronzは最近読んだAPのインタビューも素晴らしかったし、StaySickのレーベルバンドからも兄貴のように慕われている人物でとても個人的に注目していました。そのビジネス視点に関してはかなりリスペクトしている人物でもあります。

『他の方も出てきて下さったらこちらとしてはとても嬉しいですが、出番前で皆様お忙しいと思うのでお任せします。それにFronzは個人的にとても尊敬している方なので凄く嬉しいです。本日はよろしくお願い致します』

そう返信し、急いでFronz用にインタビュー原稿を書きなおしました。所要時間1時間くらい。よくその準備状態で行けたよな…と振り返ってみて思います。

とにかくその時の私は、もう決まったことだから腹括っていこう!と自分に喝を入れている状態でした。こんなチャンス、私には滅多に訪れない。やってみなきゃわからないじゃないか。

 これまで私は自分の流暢ではない英語力に、現地でのちゃんとしたインタビューは断るか最初からやらないようにしていました。伝わらなくて相手に迷惑をかけたらどうしよう…ちゃんと話せる自信が無い…。先日のChelsea Grinの際も、Vo.のアレックスへのインタビュー許可が出たのは当日のミーグリ10分前。いやそんな急には無理だ…何も出てこない、言葉がまとまらない…。焦った結果、彼とは雑談と動画と写真撮影をお願いするだけになってしまいました。これがネイティヴだったらもっとスラスラ出てくるんだろうなぁ。悔しいなと思ったり。Fit For An Autopsyの時も『インタビューとかどうする?』と、わざわざパトリックが提案してくれたにも関わらず『私喋るの下手だから…』と遠慮してしまったり。だからもう今回は何が何でもやってみようと思いました。

 

まさか私の初のオーディオインタビューの相手がFronzになるなんて。実際、途中何度か言葉に詰まって、『ちょっと待ってね…えっとごめんなさい』と言う私にとても寛容で、優しい人でした。これまで彼が受けてきた日本のインタビューに比べると、内容も浅い雑談のようなものになってしまったかもしれませんが、しっかりと答えてくれたFronzに感謝しています。

『大丈夫だよ!だって俺なんて日本語全くわからないし話せないんだぜ?』

Chelsea GrinのAlexや、Our Hollow, Our Homeのメンバーも言ってくれたこの言葉。

『英語スラスラ話せないなら喋んないでくれる?』

と言われる事も何度かあった海外の地で、デスコアやメタルコアの一見怖そうなイメージの人達の優しさに何度救われたことか。

 

先月のChelsea Grin、ポートランド公演ではVo.のAlexが日本のファンへメッセージを。

彼もとてもファン想いで優しい人でした。SOF、楽しみですね。

【CHECK IT OUT!!】 "Message to Japanese Chelsea Grin fans!!"日本のChelsea Grinファンの皆へ、VoのAlexがメッセージをくれました! SOFでの初来日をお見逃しなく!! Thanks so much for that AMAZIG opportunity @akgrin from @chelseagrinofficial . I also can't wait to see your show in JAPAN. I'm greateful to have met you all:) See you again this June!! Take Care.#ChelseaGrin #SelfInflicted

そして、インタビューのような難しい長い言葉を並べる英語を使う時でも、私の発音でちゃんと通じたんだ…という事が、個人的には凄く自信になりました。もっと勉強して会話の中でもひと笑い誘いながら、アーティストと観ている人と、皆が楽しく観る事の出来るものを創りたい。そう思いました。

 

イギリスに行く前、色々な事で落ち込んでいました。

日本のみならず世界中の多くの人から寄せられる首を傾げるようなリクエスト、タダなら読むと言われてしまう私の書くもの。そしてバンドの為にも、もっと大きな色々な場所に掲載しようと試みるものの、無視をされたり無償を強要される環境。仲介や頼み事はされるけれど、私自身に何か返ってきたことはほぼなく、他者の利益にされていくバンド達。どうしたらいいんだろうと思った時に、今回の出会いがありました。

無いなら0から作ればいいじゃないか。エイミーは15歳の頃から多数のライナーノーツやインタビュー/レビューを書き、女性1人で現在の地位に就いたフリーライター。そしてFronzも、ATTILAはもちろん自分のブランドやレーベルを0からココまでの知名度に上げた人物。今は誰も見向きもしてくれないかもしれない、でもこれまでも一生懸命に声を出し続けていたら振り返ってくれた人が何人もいた。きっとその積み重ねなんだろう。

日本には無い視点だから厳しいよ…と、よく言われる。

でもそんなの誰が決めたんだろう。

厳しいのはわかってる。国外と国内の違いは、もう結構いろんな場所で経験してきた。

でも今こうやって現役で頑張っている仲間達がいつか、バンドを辞めて"関係者"となった時に。その時も一緒になにかやっていける関係を築いていきたい。

今も昔も、バンドの知名度の大小に関わらず。

私が聞きたいことを聞くし、彼らが日本の人に届けたい言葉を届ける。

ISAMIMHZ はこれからもそんなコンテンツであり続けようと思う。

今は多くの人の目に留まらなくても、これからは日本から海外へと目線も移しつつ、地道に育てていけばいいんじゃないかな。

 

日本のラーメンが人気のようです…。

Fronzにインタビューをしている際に、日本を訪れた印象を聞いてみました。

すると彼、ラーメンがとても気に入ったそう。

あれ…?そういえば。先月のアトランタで会ったAfter The Burialのメンバーもラーメンが食べたいと言っていたし、Upon A Burning BodyやBorn of Osirisのメンバーも『日本のラーメンが恋しい』と言っていたっけ。Chelsea Grinのメンバーも弦楽器隊が驚くほど細いんだけど、『日本の料理食べるの楽しみ~』と言っていたので、是非たらふく食べていただきたい…。

日本はご飯が美味しいよね。と、来日した経験のあるバンドにはほぼ98%くらいの確率で言われるんだけど、日本ってこの多種多様な楽しみ方のある食文化は本当に誇れると思う。(私はアメリカに行く度に、もれなくお腹を壊して帰国しています。本当に味が濃すぎる…)

まぁ、最近来日公演をお手伝いした際には、必ずメンバーにヴィーガンベジタリアンがいる確率が高いので、ラーメンなんて食べに行った事なかったのですが。

 是非とも皆来日の際にはラーメンムービーやVlogの更新を。楽しみにしてます(笑)

 

話は戻してFronzとの会話中、彼が私に聞きました。

Fronz(以下 F)『ねぇ、キミはラーメン好き?』

M『大好き!あ、でもFronzは東京やその近辺でラーメン食べたんでしょう?』

F『そうだね!でも色んなお店に行ったし、どれも美味しかったよ』

M『私の生まれた地方、日本の西の方のフクオカって所なんだけど、そこって東京とラーメンの味がちょっと違うんだ』

F『へぇ!ちなみにね、俺一番好きなのトンコツってラーメン』

M『えっ本当!トンコツラーメンって私のホームタウンが発祥の味だよ!』

F『マジで!えっ超ヤバい、最高!日本ツアーで行かなきゃだね』

豚骨ラーメン発祥の地出身と聞いたFronzのテンションがMAXに(笑) この後、迎えに来たベースのKalanにまで『聞いてくれよ!彼女の故郷がトンコツラーメンのできた街なんだって!最高だよ!』と言い出すくらい。

Kalanもとても丁寧で感じの良い人でした。それから、どうしてもフロントマンのFronzが目立つ立ち位置にいるけれど、ギターのChrisって凄い人なんだなぁって思ったり。

この日私が楽屋を訪れた際、『あっ、日本から来てくれた子ってキミ?』と一番に声を掛けてくれたのもChris。日本から来た…というのをメンバーもスタッフも全員が知っていてあんな風に歓迎してくれたのも、普段からATTILAを愛し日本からサポートしているファンの人達や、関係者の方々が居てくださったからこそだと思っています。

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Fronzとはとある約束もしたので、いつか実現できたらいいな。叶えられるように頑張ろう。

 

 

帰国直後に普段の仕事に復帰したものの、私が胃潰瘍と胃腸炎に掛かってしまいパソコンに向かうのもテープ起こしをするのも困難な状況だったため、レビューやFronzのインタビューの掲載が遅くなってしまい、待ってくださっている皆様すみません。

この雑記も、帰国中の飛行機の中で書いていたものを10日ほど経った本日、ようやく書き起こす事が出来ました。その他のインタビューやレビューも体調が戻り次第書く予定です。もうしばらくお待ちくださいませ。

 

 

パスポートの盗難!慌てて旅券発行手続き、からのサウサンプトン

翌日、マンチェスターからロンドンに戻りさぁメインのサウサンプトンへ!と思った時に異変に気づきます。

……パスポート盗られてる!!!涙

PRESS参加の際に必ずエントリーパスを渡されるのですが、まさかのバンドアクセスパスの入ったケースと一緒にどろん。(ちなみに前日は受付でパスを襟元に貼られたため、パスケースはカメラバッグの内ポッケの中へ入れジップも締めていました)

金曜日のお昼12時。ここで焦って泣いたところで、イケメンブリティッシュが助けてくれるのは漫画の中だけです。ブサイクは黙って急いで"パスポート 旅行中 盗難"をググりました。駅の警察に行き、ピカデリーの日本大使館へ。大使館の開いてる平日の昼に気がついてよかった!! パスポート番号と帰りの飛行機のチケット控えを持っていたので、あとは出せる身分証全部出してなんとかなりました。身分証明の為に、日本は夜なのに大使館からの電話に出てくれた実家のばあちゃんと母さんに感謝(泣) 再発行(帰り片道分だけパスポートの代わりをしてくれるもの)をする際に写真撮影をするため写真館へ行ったのですが、おかげでバッキンガム宮殿の真横を通ることができました…。

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今度はもっと穏やかな気持ちで眺めたいのでリベンジ必須です。また来ようイギリス…、次はベーカー街(シャーロック・ホームズの舞台)やホワイトチャペル(Whitechapelの由来となった切り裂きジャックの現場)に行きたいものです…。

 

 

Our Hollow, Our Homeと初対面!

今回の旅のメイン!サウサンプトン出身のメロディックメタルコアバン

Our Hollow, Our Home

Hartsick

Hartsick

  • Our Hollow, Our Home
  • メタル
  • ¥2400

彼らの初フルアルバム"HARTSICK"のツアーファイナルを目的にイギリスへ来たのです!

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サウサンプトンタイタニックが出港した港町。

街中には歴史を感じる建物が幾つもあったり、市場があったり…。

(絶対またゆっくり来よう!泣)

 

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開場時間をとっくに過ぎて到着した会場のThe Joiners

 

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感想は……最高でしたっ!!

 

その一言に尽きます。メールや配信でしかやりとりしていなかったメンバーとようやく会えて(そして予想通り全員デカい)、話して、そのショーも観る事が出来て。

 

数年前にYoutubeでたまたま見かけて以来、ずっとずっとカッコいいなと思っていたのが彼ら。それからメンバーは少し変わってしまったけれど、あの曲もこの曲も、聴きたい曲は全て聴けたし。予想以上にかっこいいライブで大満足でした。

この日ステージサイドで彼らをサポートしていたShieldsのサムとも仲良くなり、楽しすぎてラストのMV撮影では5年以上ぶりにダイブしました(笑) きっと使われてないと思うけど。

撮影したHARTSICKのMV。5月には公開されるかと思います。既に未編集のカットが激ヤバだったので、公開が今から待ち遠しいです。

 

1年前、このインタビューや音楽ライターという活動を1人で立ち上げて始めた時に、勇気出してVo.のコナーに話しかけて本当によかった。

もちろんその音楽、バンドの実力としても最高でしたが、何より人が良い。

 

これまで、沢山のバンドと海外で出逢ってきました。もちろん色んな人がいて。多くのバンドはとても優しい人達でしたが、予想外の洗礼を喰らう事もあったり(苦笑) そんな中で元々思い入れが強かった事もあるけど、彼らと一緒に過ごして話す事ができた時間は格別でした。

 

終わった後にコナーとトビィに呼ばれ

『マリナに渡したい物があるんだー!』

手渡されたのはHARTSICKレコード盤のジャケットにメンバー皆から寄書きをしてくれたもの。

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マネージャーのマイクが皆に提案してくれたそうで、マイクやスタッフと話している終演後にこれをコソコソ彼らが書いてたんだなぁと思うと頬が緩みます。それをニコニコしながら渡してくるコナーに思わず涙が出そうに。

 一生大切にする!宝物にするね! と言ったら笑ってました。

 

 

 彼らも日本のファンの人達へメッセージ動画を…って私へのお礼は言わなくてよかったのに(笑) 本当に優しい人達でした。

【CHECK IT OUT!!】 "Message to Japanese @ourhollowourhomeuk fans!!" 日本のOur Hollow, Our Homeファンの皆へ、ホームタウンショーの後の皆がメッセージをくれました! THANKS so much for that AMAZING memory tonight.I believe they're coolest band. We Japanese fans hoping that you come to Japan. I always rooting for you all.:) #ourhollowourhome #OHOH #HARTSICK #Southampton #show #UK #JAPAN

 

半年間に及ぶ、弾丸海外取材遠征もこれにて一旦一区切り。その最後が彼らで本当によかった。心からそう思います。

 

過密スケジュールの為、現地で食事をとったのはホテルの朝食2回と帰国直前の空港のレストランのみ。まぁいつもそんな感じでしたが。

 

これまでの経験をただ

「皆と仲良くなれてよかったなー」

というものにするだけではなく

この先に繋げていきたいなと思います。

 

最初に書いた通り、家庭の事情や夜勤先の解散により今後は海外へコツコツ行く事が難しくなりました。

もしまた次行く機会があるのなら、余裕持って寝たり食事できるくらいの時間は作ろう(笑)

 

まだまだ私自身や、このウェブログに関しても、とても知名度が低いです。

 

伝えたいバンドや、その人達の言葉を、十分に届ける事ができていません。

 

でも今回のイギリスを経て。

まだまだやれる事は沢山あるから諦めず続けていくこと、その大切さを改めて教わった気がします。

 

 

 

私からも同じ言葉を彼らに。

 

"これから、一緒に世界を見に行こうね"

 

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Marina Isami