Heartaches Interview

海外バンドへのインタビュー。

 

 

今回のゲストは……

 

 

 

今夏、アメリカに拠点を置く今最もアツいレーベルの1つArtery RecordingsよりEP《Savart》をリリース。結成2年ながらも高い完成度を誇るその楽曲に、これからのスウェーデンの新たなシーンを牽引する期待度大の若手新星バンド

 

 

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(photo by Oscar Dziedziela)

Heartaches

 

 バンド名が示す通り、彼らの曲は時に悲痛で渦巻くような感情を叫び綴ったものばかり。バンドの始まりは1st EPに収録されている"Memorial"、この曲をボーカルのキャスパーが癌で亡くした自身の父親へ向け創った事からだそうです。スウェーデンというバンド大国の中でも珍しい彼らの音楽性、そしてその才能にはとても惹かれるものがあります。

 

今回はその創始メンバーで、楽曲制作の中心人物であるギターのTom(トム)にお話を聞かせていただきました。

 

 

・はじめまして!今回はインタビューを受けてくれてありがとう。アナタ達が日本語の媒体に出演するのはもしかして今回が初めてでしょうか?それではまずはじめにアナタとバンドの紹介をお願い致します。

(Tom /guitarist of Heartaches)

・はじめまして、どうぞよろしくね。ボクはトム、Heartachesのギタリストでソングライターを担当してるんだ。それから、スウェーデンの南部に住んでいるよ。Heartachesはとても多くの攻撃的な感情を聴くことができるヘヴィなバンドだよ。

 

 

・皆様は結成してから約2年と聞いて驚きました。バンドの立ち上がりや悲しいエピソードも拝見しましたが、元々中心人物の御二人は音楽面やプライベートで繋がりがあったのでしょうか?

・ボクとVo.のCasper(キャスパー)は2013年に同じ学校に通っていて出会ったんだ。そしてボク達は音楽の趣味が同じで気も合って、それが全ての始まりかな。

 

 

・また、皆様がこれまで影響を受けてきた音楽やアーティストはどういったものですか?

・ボクにとって、影響を受けたバンドは沢山あるんだ。幾つか出すと、例えばTraitorsやSworn Inとか。でもThe ElijahやEchoesのような、もう少しソフトなバンドもまたそうだね。.

 

・改めて、このバンド名やバンドのコンセプトについても教えてください。

・これはキャスパーのアイディアなんだ。Heartaches=心痛(特に死によって大切な人を失ったことによる激しい痛み)、そう彼はこれまで自分が経験してきた全ての痛みをこのバンドで表現しているんだ。

 

 

・ほぼ全ての作品を通して、心に突き刺さるような内容が印象的だと感じます。現在の曲の制作者、また制作プロセスとしてはどのように取り組んでいるのですか?

・これまでのところ楽曲制作はボクとJimmy(ジミー、もう一人のギタリスト)が行っていて、ボクたちはその全ての曲のインストゥメンタル部分を自宅で書き起こしてくるんだ。その後にキャスパーが彼の書いてきた歌詞をそこに乗せていっている感じかな。

 

 

スウェーデンのシーンの中では、皆様のようなデスコア的要素のあるハードコアバンドは珍しい印象があるのですが、今まさに若手の有力株でもある皆様から見てスウェーデンの音楽シーンはどのような印象がありますか?

・確かに、多くのメタルバンドがスウェーデンには存在している、そして同じように多くのメタルコアバンドもね。でもデスコアをやっているバンドはかなり珍しいんだ。

 

 

・1st EP《I LOVED I HATED》のどす黒いものが渦巻いたような曲の中に、悲しく美しい曲が含まれている構成は本当に凄いと思います。タイトルにある通り、このEPの中には2つの側面から見た物語が存在しているのでしょうか?

・聴いての通り、この作品の曲には双方の面が存在していて、とても儚く感情的に聴こえるはずで、そしてまた同じように憎しみや破壊衝動が寄り添ってる。そうなんだ、まったくキミの言う通りさ!

 

 

・また、この夏にはEP《Svart》の発売おめでとうございます。このタイトルはスウェーデン語で"黒"という意味だそうですが、今作に込められた意味やコンセプトを教えてください。

・ありがとう!全くキミの言う通りで、これはスウェーデン語で黒を意味する。そしてこのEPは痛み、恐怖、喪失についてを綴っている。黒はそれを表現するシンプルな言葉なんだ。

 

 

・より音楽性に重さや鋭さが増した印象があります。この2年の間にバンド編成等の様々な変化があったと思いますが、曲を作るにあたって心境的な変化はありましたか?

・そうだね。ボク達は美しい音楽、ダークな音楽そのどちらも楽しめるようになった。だから次に作る曲がどんなものになるか、誰もまったく見当がつかないんだよ。

 

 

・MVにもなっているDeathlistにはTyler Shelton(Traitors)が参加していますね。彼の参加のきっかけはどのようなものだったのですか?

・確信はないんだけど、たぶん彼が自身のFacebookでゲストボーカル参加をする機会を得るポストをしていたと思う。ボク達はそのチャンスを得たんだ!

 

 

・《Svart》制作中に心に残っている出来事やエピソードがあれば教えてください。 ・.

 ・とてつもなくヘヴィなEPを創り出したかったという事に気づき、そして"Svart"に命が吹き込まれた瞬間かな。

 
 

・また今作はArtery Recordingsからリリースということで、素晴らしいレーベルへの加入本当におめでとうございます。このような素晴らしいレーベルへの加入のきっかけはどういったものだったのでしょうか?

ありがとう!過去に所属していたChelsea GrinやAttilaのようなバンドにボク達も大きな影響を受けていたし、そしてレーベルが"Svart"を凄いクールな作品だと言ってくれ興味を示してくれた時に、ボク達は彼らと共にやっていくのがこれ以上ないほど明白な選択だと思ったんだ。

 

 

・Artery Recordingsと契約したことにより、今後更に活動の幅や場所が世界中に広がっていくかと思います。今後のバンドの展開としてはどういったものをお考えですか?

 ・ボク達はこれが世界中のより多くの人の元にもこのバンドの音が届く良い方法だと思うし、より多くの人と日々心を通わせ続けていけるようにしたいなと願っているよ。

 

 

・また、ツアーで行ってみたい国や場所はありますか?

・全部の国に行ってみたいよ、でも特にというのならもちろんシーンの大きな国に行ってみたいな。

 

 

・同レーベルには日本のCrystal Lakeも所属しているのですが、日本の音楽シーンやバンドについて何か印象があれば教えてください。

・実はボクはそんなに多くの日本のバンドを聴いてはいないんだ、でもCrystal Lakeは滅茶苦茶カッコいいね。彼らはいつも膨大なサウンドで素晴らしい曲を出すんだ。

 

 

・可能な範囲で構いませんので、今後の皆様の活動予定や新たなプロジェクト等があれば教えてください。

・これ、キミに話しちゃっていいのかわからないけど(笑)、現時点ではボク達はとあるカヴァーに取り掛かっているよ。それからフルアルバムの構想にもね。

 

 
・もしよければ、最後に日本の音楽ファンにメッセージをお願いします。 

・ボク達から皆へ感謝の気持ちを表したいです。ボク達の曲を日本の中の誰かが聴いて、そして楽しんでくれた人がいる、それってボク達にとってとても嬉しい事なんだ。

ありがとう!!

 

ありがとうございました!今後の皆様の活動をとても楽しみにしています!本当にクールなバンドに出会えたことに感謝を。いつかお会いしましょう!

 

 

 

結成から約2年、しかしEP《Svart》を聴いてわかるように底知れないものを感じさせるこのHeartaches。インタビューでも触れましたが、様々なジャンルのバンドを有するスウェーデンというシーンの中でも、彼らのような鋭く攻撃的な音楽性のバンドはとても珍しい印象があります。

今年8月にリリースした作品Svartには、彼らの感情、技術、その音楽性が数曲の中にこれでもかというほど散りばめられており、必聴の一枚です。

 

メンバー全員が若いながらも、今回しっかりとした対応をとってくれたギターのトム。一つとしてチャンスは逃さない、そんな彼らの秘められた野心のようなものを感じました。

今後発表される作品や彼らの活動に注目です。

 

《Heartaches Member》

Casper Frisk(Vocals)

Tom Mähler(Guitar)

Jimmy Fransén(Guitar)

Theofil Tokatlidis(Bass)

Adrian Bellan(Drums)

 

 

 

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