読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The Unguided インタビュー

☆Interview☆ ★MUSIC★

お久しぶりとなりました、海外バンドへのインタビュー。

 

 

今回のゲストは……

 

 

 

 

 

Sonic Syndicateの創世記メンバーが脱退後集結し結成、初期のバンドの流れそのものを汲んでいるのは彼らであると話題にもなりました。スウェーデンを拠点に活動中のバンド、

 

f:id:MAR1NA:20161204181340j:image

The Unguided

(Photo by The Unguided official facebook)

 

今回はフロントマンとして、そしてバンドの中心人物として活動中のRichard氏にお話を聞かせていただきました!前バンド初来日の際はとんでもないトラブルに見舞われ、彼らを観る事ができなかった人達も多いと思います。今の彼らの活動や、作品について、リチャード氏が今回本音で語ってくれています。

 

 

 

・はじめまして!インタビューを受けて頂いてとても光栄です。まず、皆様の事は多くの方が知っているとは思いますが、The Unguidedとしてはこれが日本語の媒体に登場するのは初めてでしょうか?これまでにアルバムを3枚リリースし、今年も3rdアルバムのリリースとツアーを終えたようですが、今作の手応えとしてはいかがでしょうか?

 

(Richard Sjunnesson/SCREAMS)

・はじめまして!こちらこそよろしく。俺たちは以前、《Hell Frost》と最新アルバム 《Lust and Loathing》の2作品の日本リリースの際に2,3本のインタビューを受けてきたよ。だけど、このバンドが誕生してからこれまでの間、とても大きな注目をこの日ノ本の国から得られた…とは正直言えないかな。そういうのを変えていくのが俺は大好きなんだけどね!(笑)

そうだね、今回のアルバム《Lust and Loathing》に関する全ての活動は、基本的には今ちょうど終えている感じかな。総括して、俺はとても素晴らしいリリースだったと思っているよ。間違いなくファンも気に入ってくれていたと思う! このリリースツアーを通して幾つもの素晴らしいショーを行うことができたし、今回のアルバムは非常に好評だったと実感しているね。今俺達はちょうど、次回作のアルバムについてどうやって作っていこうか、どんなふうにしていこうかと意見を出し合ったり考えているところだよ。

 

 

・Sonic Syndicateを脱退後にローランド氏と合流して結成されたバンドですが、この結成経緯や2012年に現メンバーのラインナップに固まるまで…についても詳しくお聞きしても良いでしょうか?

・そうだね…本当のことを今話すと、実は5年前の時点で俺達はもうこれ以上のものは何もできないんじゃないか、とさえ思っていたんだ。だけど、実際には俺と兄は(Gt.のロジャーは彼の実兄)俺がSonic Syndicateを抜けた後に新しいバンドを始めるという道を見つけた。そこで、俺はローランドにコンタクトを取ってみたんだ。そして何度か一緒にプレイしてみて、彼も是非とも加わるべきだと思った。俺達はこの3人で活動を始めた時から幾つかの曲を既に持っていて、そうしてやがて結成されたのがこのThe Unguidedなんだ。このバンドが世に羽ばたいてから、もう3枚ものアルバムを出すことができたなんて信じられないよ!

 

 

・The Unguidedというバンド名はどなたが命名したのですか?また、このバンド名に込められた意味についても教えてください。

・俺がSonic Syndicateを去った本当の理由が"キッチンにコックが多すぎる"(英語圏の諺に近いような文で日本語の"船頭多くして船山に登る"に近いニュアンスの言葉です)なんだよね。そして、どういうわけかその中の多くの人間はバンドのメンバーですらなかったんだ。そう、それが些細な分裂から道を分かつ結果になってしまって。そして俺は音楽を作る時はもっと自分自身が楽しみ、そして自由に表現し作り上げていく方が好きという考えに戻ったんだ。

俺はその大きなシンボル/代名詞としてThe Unguidedという名前をひらめいたんだ。

創造の自由 と 俺達自身の道を歩んでいく という意味を込めて。

 

 

・1stアルバム"HELLFROST"から今作"Lust and Loathing"にかけて、アルバム通しての世界観に圧倒されています。現在の作詞作曲に関してはどのように行っているのでしょうか?

・"HELL FROST"のインストゥメンタル部分のほぼ全てはロジャー1人での制作だよ。ここにローランドが幾つかのアイディアで参加した感じかな。歌詞に関してはいつも常に俺が担当してる。それから、ボーカルパートはローランドと俺で協力しながら作っている感じかな。ローランドは彼自身の担当するメロディを、俺は大部分のスクリームやリズムを、でもその一方でお互いの制作パートや他の部分にも少し意見を出し合ったり、制作したものを提案したりしながら創り上げているよ。

今作 "Lust and Loathing"については、ベースのHenricとドラマーのRichard(Number 2(The Unguidedにはもう1人リチャードがいるのです))が作詞作曲の際に色々なアイディアを持ってきてくれたんだ。俺の特に大きな関心はその中のリアリティある歌詞の部分と幾つかの実際に使用したスクリーミングパターンで。だけど俺はインストゥメンタルの部分ではあまり多くの口出しや、手入れはしないようにしたんだ。彼らは本当に優秀な奴らで、いつも提案してくるものが最高だったからさ!

俺達の作品にまた新しい要素が少しずつ増えてきているのは、このLust and Loathingの制作プロセスに、彼らの静かな努力が加わったからだと俺は言いたいね。

 

 

・特筆すべきは、The Unguidedでのローランドのギターソロの巧みさに驚いたファンも多いかと思います。毎回といって良いほど素晴らしいリフが曲中盛り込まれていますが、このバランスはどのようにして制作しているのですか?

・そうなんだよ!ローランドは素晴らしい才能を持ったギタープレーヤーさ。そして彼がSonic Syndicateにいた時には見る事が出来なかった、素晴らしい彼の輝る才能をこれまでの3つのアルバムでお見せする事が出来たのは最高だよ。皆はこのバンドの聴かせどころ…と言うかメインのメロディに病みつきになる、できる限り毎回そういうものを皆に届けられたらいいなって。

 

 

・そして、世界観と言えば"Lust and Loathing"ではより精神世界と向き合った内容に感じました。アルバム制作の際には、例えばコンセプトのようなものを決めて取り組んでいるのでしょうか?

・そうだね、Lust and Loathingには2つの側面があるのは本当のところで。俺がこのアルバムの歌詞を書いたのは、とてつもなく悲しい離別のすぐ後だったんだ。そう、実際に今回のリリースの全ての主題の中には、俺の煮えたぎったり靄のかかったような感情の逃がし口、捌け口のようなものが含まれていて。でも、もう一方で、俺達がこれまでに出した3つのアルバムに絡んでいるコンセプト、そんな概念上の物語が含まれた歌詞ももちろん存在している。要約すると、これまでのアルバムと同じ要素がありながら、よりプライベートな側面にも触れたものになっているという事。個人的な主題が近接してるんだ。幸運な事に、この両方の物語にはハッピーエンドがあって、アルバムが発売される頃には全てがベストな状態に整っていたんだ。でも君が例えば困難な状況や苦しみの中で曲を書いた時、その曲を聴くといつもその頃に戻ったように思い起こすだろうね。俺にとってもまさしくそうで、重要な事を思い出させてくれるものになるんだ。

 

 

 

・アルバム1曲目の“Enraged”は、公開されたMVを再生した瞬間鳥肌が立つほど個人的に最高な素晴らしい1曲だと感じました。あの曲ができた背景についても是非聞かせてください。

・"Enraged"は凄く早い段階で、今作のオープニングソングに選ばれていたんだ。これは1つのコンセプト上の曲で2作目の"Fragile Immortality"のすごく叙情的な終わりから再び始まる曲でもあるんだ。もし君がこの詳細を掘り下げたいのであれば、これまでの3作のカードやデジタルブックレットを比較してごらん。3つのアルバムの多くの曲に絡んでいる物語を探究してみる事を提案するよ。

 

 

・アルバムアートワークも毎回とても素敵ですね。あのファンタジックな要素のアイディアはどなたからですか?

f:id:MAR1NA:20161204181421j:image

・全てのアートワークはとても素晴らしい才能を持った中国のアーティスト、Kuang Hong(クァン フォン)が担当してくれているんだ。彼は俺のアイディアに命を吹き込んだかのような素晴らしい作品を描いてきてくれるんだ!彼が全てのアートを担当してくれて、これまでのThe Unguidedのアルバムに込められているストーリーに結び付いた作品を描いてくれている。彼のアートは、俺達の作品のコンセプトの非常に大きな部分でもあるんだ。彼のような人物がいてくれて、俺達は本当に幸運だよ!

 

 

・リチャードとロジャーは兄弟であり、バンドメイトとしても凄く長いですよね。活動していく上で大切にしていることや秘訣等はありますか?

・確かに、ロジャーと俺は自分達がしっかり記憶として覚えているよりも前から、お互いの人生一部とも言って良い位の長い時間を共に過ごしていることになるね。俺はバンドをしていく上でとても正直/誠実であることや、オープンなコミュニケーションをとっていったらいいんじゃないかと思うんだ。俺達の間には勝負事やいかなる駆け引きも必要ない。本当の事を真っ直ぐ伝え合うようにしてるよ、例えばそれが時々自分にとって不都合な事だとしても。それから俺達はよくお互いの足りないところを補うようにしてるんだ。例えば俺に欠点があるとして、ロジャーや皆がそこをサポートしてくれたり、またその逆のパターンもあったりね。

 

 

・皆様の曲はもちろんどれも素晴らしいものですが、特に気に入っているものやオススメの1曲、等はありますか?

 ・これはよく聞かれる質問だね!俺が特に好きなのは

 Operation: E.A.E.、Phobos Grip(Lust and Lothing収録)、Oblivion、Defector DCXVI(2作目Fragile Immortality収録)、それからBetrayer of The Code(Hell Frost収録)かな。 でも、全ての曲が俺の心の中では特別なものばかりなんだ。

 

 

・バンドニュースもいつも楽しくチェックしています。バンドの活動環境もさらに素晴らしいものになっているようですね。今後の全体のヴィジョンとしてはどういったものをお考えですか?

・バンドは今後数ヶ月は曲を書いたりレコーディングに取り掛かったりと、とても忙しくなるだろうね。それから、12月は特に忙しくなるよ。クリスマスツアーも控えているからね。2017年はとても充実した年になるだろうね!

 

 

・別バンドやサポート等で来日を経験したメンバーもいらっしゃいますが、日本や日本の音楽シーンについての印象を教えてください。

・ロジャーと俺は1つのショーを行いに2010年に日本を訪れたね。Henric(ヘンリック)はついこの間、AMARANTHEと一緒に行っている(サポートベースとしてJAPANツアーに帯同)かな。日本の音楽シーンの中には沢山のクレイジーで最高なものがあると思ってる、もっと色んなものを探索してみたいし、The Unguidedとして幾つかのショーを日本でもやりたいね!

 

 

・もし機会があれば日本でのショーも期待しても?

・そうだね、妥当だと思うよ。たぶん、ひとまずは他のバンドのサポートとして行くとかね。でも俺はThe Unguidedとしての需要が日本のマーケットの中にきっとあると思っているんだ。だからそのためにも俺達はもうあと一歩、今のレベルから抜け出ていかないとね。

 

 

・今後の予定や、皆様の次のプロジェクト等について、可能な限りで教えてください。

・もう間もなく発表されるニュースがあるよ!でも今の時点ではこれはナイショにしなきゃ(笑) 間違いなく俺達は舞台裏で今忙しく準備をしているってことさ。

 

 

・もしよければ、日本の音楽ファンの皆へメッセージをお願い致します。

・もしキミが俺達の作品をチェックしていないんなら!間違いなく勿体ないぜ;) 聴き探ってみるべき3つのハイクオリティーなアルバムがあるし、きっと皆の気に入るような、それぞれが好きになってくれる作品がそのどれかに当てはまるはずだよ!

 

・インタビューへのご協力ありがとうございました!The Unguided、そして皆様のこれからの活動を楽しみにしています。いつかお目にかかれる日を楽しみにしています!

・こちらこそ、こんな素敵な時間とサポートをありがとう!

 

 

 

 

彼らの特筆すべきところは、やはりヨーロッパで一世を風靡したと言っても過言ではないこの楽曲センス。

 世界観、そして前バンド時代から一貫して作曲を担当しているスンネソン兄弟のロジャーのセンスには脱帽の一言です。激しい中にもキラリと光るような美しさが随所にある楽曲の数々は、それこそインタビュー中にリチャード氏が発言したように"病みつき"になりそうなものばかり。

 

是非とも聴いてみてください。

 

 

 

Hell Frost

Hell Frost

  • The Unguided
  • メタル
  • ¥1500
Fragile Immortality

Fragile Immortality

  • The Unguided
  • ロック
  • ¥1350
Lust and Loathing

Lust and Loathing

  • The Unguided
  • メタル
  • ¥1650

 

 

 

様々な憶測や噂は聞きますが、私は彼らも前のバンドも、その両者を心から尊敬しています。そして個人的には皆とても大好きな人達なので、いつか並んで同じ公演に出る姿が見られる日が来るといいなと願っていたりします。