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SONIC SYNDICATE JAPAN TOUR DAY① Tokyo show REPORT

★Live★ ★MUSIC★

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大幅なメンバー交代劇、活動休止期間を経て、スウェーデンのSonic Syndicateが6年ぶりの来日を果たした。年内に2年ぶりのフルアルバムのリリースも告知され、制作期間明けの初のツアーとなった今回のアジアツアー。その一発目となる公演が、東京の新宿HOLIDAYにて開催された。

前回の来日はアイスランドの火山噴火によるEU諸国の航空便停止措置により、大阪/名古屋での出演がキャンセル。東京1公演のみの出演となったことは、ファンの中では記憶に残っている出来事なのではないだろうか。

オフィシャルのYoutubeチャンネルでも『今まで訪れた中で一番好きな都市は?』というファンからの質問に『俺は個人的には東京だね、8月のツアーが本当に楽しみだよ』と答えてくれていたVo.のNathan(ネイサン)、そしてサポートDr.として今回共に来日したPeter(ピーター)は特に日本のカルチャーが大好きだったようで、空き時間には様々な話を聞かせてくれた。唯一のオリジナルメンバーでもあるGt.のRobin(ロビン)や新Ba.で今回が初の日本滞在だというMichel(ミシェル)も、ロングフライトの疲れを感じさせないような明るさで東京の都市を楽しんでいた。

 

サウンドチェックも順調に進み、本番開場前にはファンとのMeet&Greetの時間も設けられていた今回の来日公演。写真撮影では立ち上がってファンを囲むように自ら何度も移動したり、彼らの人の良さやファンへの思いやりが溢れた素敵な時間となったようだ。

 

開場/開演共に滞りなく進み、サポートアクトのINHALEも素晴らしいステージを披露してくれた。

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もちろん彼らも会場を暖めた…等というサポートの枠に収まらず、会場のメタルファンを盛り上げピットを巻き起こし、HOLIDAYを最高の舞台へと変えてくれた一番の立役者である。メンバーがステージから去る時には、会場内から惜しみない拍手がINHALEへと送られていた。

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そしていよいよ、今回の来日公演のメインアクト、SONIC SYNDICATEの登場である。

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SEと共に楽器隊がステージに現れ、そのまま2014年発売したセルフタイトルアルバムより1曲目の"Day Of The End"がスタート!"トーキョー!!"の掛け声と共にVo.ネイサンがステージ中央に駆け出してくると、フロアから一段と大きな歓声が上がった。シャウトと厚みのあるクリーンヴォイスを使い分けるネイサンの歌声はやはりとても上手く、鳥肌が立つようだった。現在のバンド編成ではロビンが追いかけるようなスクリームを歌い、ミシェルはコーラスで参加するという形。

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Degradeadでの長年の活動歴もあり、新ベースのミシェルはこれまでと異なる指弾きスタイルのベーシストだが安定感も抜群。音の厚みや指弾き独特の丸みもさることながら、バックアップコーラスの面でも一切見劣りしないプレイを見せてくれた。

そのまま2曲目は同アルバムから"Black Hole Halo"が演奏された。来日公演にはつきものであろう、機材トラブルでギターテックスタッフとロビンが何やら言葉を交わし動く場面も見られたが、公演は止まることなく進んでいく。

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『ハロートウキョー!!』ネイサンがオーディエンスに声を掛けひと息つくと、ファンからはギター周りで忙しくしていたロビンの背中へ向けて声が上がる場面も見られた。『HOLIDAY新宿、声出してくれ!俺達がSONIC SYNDICATEだ、遠いスウェーデンからやってきたぜ!』もう一度、ネイサンがそう叫ぶとフロアからも大きな声が上がった。『6年前、"Burn This City"/"We Rule Night"ツアーでこの東京に来たんだ。6年前も来てくれたってヤツは声を出してくれるかい?…こんなに多くの皆が戻って来てくれたこと、本当に嬉しいよ。アリガトウ、アリガトウ』ネイサンは両手を合わせそう言いながら、ファンに向かって数度頭を下げる。『今日初めて来たって奴、声を出してくれ!…今日は皆でパーティをしよう、一緒に踊ってくれ!』そこから始まったのはアルバムWe Rule Nightから"Beauty And Freak"聴きなれたキャッチーなメロディに会場も沸く。

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『We Love You!楽しんでくれているかい?中央、右、左、全員準備はいいか?"トベトベトベ!!"』そう煽ってスタートしたのは"Catching Fire"。こちらも2014年にリリースしたアルバムの中では比較的サビを聴かせてくるタイプの楽曲、サビでは一斉に会場中のファンが手を挙げる場面も見られた。

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ここで再びMCタイム。

『美しい美しい、素晴らしいこの場所に戻ってきたぞ。俺達は新しいアルバムを10月の14日に出す、タイトルは"Confessions"だ。ダウンロードやCDを買ったり…どんな方法でもいいんだ、皆に聴いてほしいなって思っているよ』ネイサンは改めて決意を込めるように一息つくと、力強くフロアに向かって叫ぶ『約束する、俺達は絶対あきらめない!俺は死ぬまで歌い続けるし音楽を演るから。そして近いうちにまたこの国に戻ってくるよ…アリガトウ』アルバムのタイトルトラックから新曲を一つ演るよ、との言葉からスタートしたのはこれまでの彼らの曲とはまた雰囲気の異なる、ミドルテンポでの聴かせる系の1曲だった。しっかりとした芯のある唄声を持つ彼がセンターに居るからこそ、やり得た楽曲だとも思う。しっとりとした曲の終わりから、そのまま前奏が流れ『キミ達は今生きている、この曲は全ての…愛する人を失い心を閉ざしてしまった人々への曲だ』との言葉から"Unbreakable"がスタート。少し会場内の雰囲気も落ち着いたように感じられたが、ここで『もっと一緒に狂えるかー!?』の煽りから次の曲は"Revolution, Baby"、ネイサンとロビンが交互にスクリームをブチかまし、ステージの中で飛び跳ね所狭しと暴れまわる。

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アップテンポな曲にオーディエンスも手を挙げ盛り上がってきたところで、彼らの名をシーンに知らしめた初期の名曲ともいえる"Denied"が。イントロの時点で会場からは歓声が上がる。それに続き今度は新曲の"Start A War"、非常にキャッチーな明るい曲調が会場を包み込む。そしてそのまま"We Rule The Night"へ。多くの笑顔と歓声の中、メンバーは一旦ステージを後にした。

 

 

アンコール1曲目はネイサン加入後の代表曲、"Burn This City"。

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シンセの音がバリバリに効いたお馴染みのイントロが流れ出すと一気に会場の空気もヒートアップ。この日一番の盛り上がりを見せ、これぞSONIC SYNDICATEだ!と言わんばかりの飛ばしに飛ばしたアンコールが始まった。続く1曲は『Jack of~!?』『Diamonds!!!』の掛け合いからスタートした珠玉の名曲"Jack of Diamonds"。オールドな彼らのファンからすれば、この選曲は涙モノだったであろう。

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そして本当の、今回の公演の締めの1曲は"Turn It Up"。

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ラストに持ってこられたダンスチューンとも言えるノリの良い1曲に、再びオーディエンスは大きく飛び跳ね会場を揺らした。

『ありがとう!!皆本当にありがとう!!』メンバーは口々にこの日来てくれたファンにそう語りかけ、笑顔に溢れた公演は幕を閉じた。

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 活動休止、メンバーの脱退、この数年間でめまぐるしい変化のあったSONIC SYNDICATE。

 まずは唯一のオリジナルメンバーでもあるGt.ロビンが、それでもこのバンドを続けてくれたことに感謝の意を表したい。10月には新作アルバムのリリース、そしてAMARANTHEとのEUツアーも発表された。新生SONIC SYNDICATEとして、改めてこれからの、今の彼らをこれからも応援していきたい。

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【SET LIST】

DAY OF THE DEAD

BKACK HOLE HALO

 

BEAUTY & THE FREAK

CATCHING FIRE

CONFESSIONS(NEW SONG)

 

UNBREAKABLE

REVOLUTION, BABY

DENIED

START A WAR

WE RULE THE NIGHT

-encore-

BURN THIS CITY

JACK OF DIAMONDS

TURN IT UP

 

 

 

 

 

……今回の来日公演については、もちろん様々な意見があった事も、当日色々な思いや出来事があった事も、実際にそれが私に向けられた事もあり、それを知り聞いた上でのレポート…1つの視点として受け止めていただければ幸いです。
私は元々10代の頃から彼らのファンでした。もちろん、前のVo.2人の事も脱退してしまった元メンバー全ても今でも大好きですし、それも知った上で今の彼らの事が大好きです。何なら今回の来日は、ネイサンが加入する前の曲を1曲もやらなかったとしても私はそれで良いと思っていました。メンバーに付き添い、交流させていただいた時間の中で、現Vo.のネイサンがふと話してくれた言葉がありました。彼のこのバンドに対する愛情と決意の込められたその話も、いつかその時が来たら私も書かせていただこうと思います。

 

今回、SONIC SYNDICATE来日東京公演の撮影/アテンド/レポートの素晴らしい機会を与えてくださった主催者様、関係者の皆様、そしてバンドメンバーに改めて心から感謝を。そして共演のINHALE様、当日ウロチョロと撮影していた私に笑顔で接してくれたファンの皆様、本当にありがとうございました!!