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Daddy...

2015/11/21-22

オジーオズボーンのフェス、"OZZFEST"が再び日本へ。
 
……書いてるこの私は、両日共にバイトで行けなかったんですけども。
 
初日にはBullet For My Valentine/Evanescence/Corey Taylor(ソロ…そして昨年のKNOTFESTから1年というスパンで、今年20thを迎えたKoRnが来日。
 
1stの完全再現という触れ込みで、オールドファンを開催前から沸かせていましたね。
 
 
前身バンドは1989年にスタートしているが、KoRnとしての方向性やレコード会社からのデビューを基準としているのか、2015年度が20周年だと言われている。
 
曲調は様々、ラップコアからへヴィメタル要素のある曲まで、アルバム毎にコンセプトを丸々変更したかのような構成で出してくることもある。
鈴の音のように静かに鳴るギター音に、ドスの効きすぎた打楽器のような5弦ベース、そしてVo.ジョナサン・デイヴィスのすすり泣くような囁くような独特の歌い方。
歌詞はこれでもかというほどに、突き刺さってくるような痛みのある言葉の羅列。
正直、幼い頃の私はSlipKnoTを観たり聴いたりする何倍も、KoRnのダークで独特な世界観の方が怖かった。
 


Korn - Freak On a Leash - YouTube

現在のメンバーは

・Vo.Jonathan Davis(ジョナサン・デイヴィス
・Gt.Munky(ジェームズ“マンキー”シェイファー
・Gt.Head(ブライアン“ヘッド”ウェルチ

・Ba.Fieldy(レジナルド・フィールディ

・Dr.Ray(レイ・ルジアー

の五名。結成当初からメンバーチェンジしたのはDr.のみで、途中ヘッドが一時脱退していたものの2013年に復帰した。前回のOZZFEST JAPANはヘッド復帰後初来日ということで、当時とても楽しみに待っていたのを覚えている。

バンドについてや今までの作品、エピソードについてはWikiを見るとわかりやすいかもしれないので読むのをオススメしておこう。

コーン (バンド) - Wikipedia

 

前回のブログでも触れたように、個人的に特に思い入れというか興味があったのがBassのFieldyだ。自分自身がベースを弾いていたからというのもあるのだが、彼のあの唯一無二ともいえる音作りにステージング、そしてキャラクター。全て真似してみたいと思ったし、彼のようなベーシストになりたいと心の底から思ったものだ。そして彼の愛用する、Ibanez製のカラフルな弦を張った5弦ベースは私の憧れでもあった。

陳腐な言葉で表現するなら、彼とDrのレイのKNOTFEST JAPANでのバケモノじみた『バカテクプレイ』には興奮を抑えきれなかった。

 

近年の曲では、このHaterもなかなか衝撃的な発表だったように思う。


Korn - 'Hater' live video - YouTube

 本来のミュージックビデオは、なかなか映像内にえげつなく感じる描写があるのでまずはコチラを。KoRnのライブがどのような感じか、わかりやすく観ることができるだろう。しかしこの歌詞、さすがというか、ジョナサンだからこそなのだろう、物凄く真摯に迫ってくる言葉に感じられる。

 

そして、新曲発表時に公開されたHaterのミュージックビデオがコチラ。


koRn - Hater - YouTube

ヘイト/アンチ/差別に対する過激なメッセージが込められた内容となっていて、映像内に登場する人々の言葉になんだか胸が痛くなる。

 

そしてこのMVのラストに表示されるのが

Self harm or suicide is never the answer.

  Don't let the haters win.

という言葉。

自傷や自殺は決して答えにはならないよ』

差別に追いやられて、死や自分を傷つける事を選ぶ人間はまだまだ多い。

表現されている内容は違うものの、DisturbedのInside The Fireのミュージックビデオの冒頭部分をふと思い出す。

立ち向かえ、ではなく差別者達を、憎むものを勝者にするなという言葉には私個人はとても考えさせられる一曲となった。

 

今やそれぞれの家族もあって笑顔の素敵なオジサマになったKoRnだけど、根底にあるのはHaterにもあるようなどす黒い虐めや差別や社会との壁を歌った曲が多い。

1番トガっていたであろう時期の衝撃のデビュー作、そんな1stの再来ともなれば問題のあの曲はどうなるのか…と話題になったのがタイトルに表記した【Daddy】だ。

この曲はVo.ジョナサンの実体験が元になったとされている。まるで鎮魂歌のような歌い出しにはじまり、ここまで赤裸々に酷く痛々しい歌詞がかけるのかというほどの生々しい言葉と絶叫が並べられる。後半部分はもうただひたすら泣き叫ぶ声にしか聞こえない。

実の家族に辱められ、周囲から虐められ、聖職者の立場である人物にも暴行されかけたという暗く重いトラウマの残る過去を持つジョナサン。

私自身、この曲を初めて聴き歌詞の意味を知った時、とても共感してしまったと共に背筋が震えて涙が出てきた。それ以降、Daddyだけは恐ろしくて10年近く聴くことができなかった曲でもある。

過去に数回しか演奏されず、そのどれもがジョナサンが泣いて最後まで歌えなくなってしまったという、ファンからは人気の高い曲なのだがもはや曰くつきに近い曲とも言える。

ジョナサン自身も、どこかのインタビューで「当時を思い出してとても苦しいから歌いたくない曲だってある」と答えていた。

そのDaddyを、この2015年度に入りKoRnは自身のツアーで何度か演奏していた。

当然、1st完全再現と言われた今回のOZZFEST JAPANでの演奏も日本のファンはとても期待していたという声を多く目にしている。実際、11/21の幕張メッセではDaddyの演奏は無かったようだが。

正直、Daddyの演奏が無かったと聞いてホッとした自分もいるのも事実だ。ファンの間では、また幻の曲のような扱いになっていくのだろう。


昨年に続き、日本に来てくれてありがとう。

本当はとてもとても、観に行きたかったのだけど…


そして最後に。

余談だが、私の誕生日はこのKoRnのVo.ジョナサンデイヴィスと同日である。

過去に苦しい思いを沢山して、夢も希望も奪われるような少年時代を過ごしたジョナサン。彼は今、世界中のファンを魅了し、世界中から誕生日をおめでとうと祝福される人間になった。

彼の誕生日のサプライズ、ファンからのHappy Birthdayの大合唱の中、嬉しそうに微笑むジョナサンを見てとても励まされ勇気をもらえたのを覚えている。


産まれてきたのを後悔するほど、自分の誕生日が嫌いでたまらなかった私が、彼のおかげで自分の産まれてこれた日を好きになれたのだ。


これからも、沢山の人達の笑顔や心の支えにKoRnはなり続けるのだろうと思う。

20th、この先もずっとその年月をお祝いし続けていきたい。

 

My life resembles KoRn song "Daddy". My birthday is the same day as Jonathan Davis's. I was really encouraged by that, And I like my birthday to know that:) Thanks for coming to Japan and congrats 20th KoRn🎉