1年前の昨日はKNOTFEST JAPANだった

 
What were you doing 1 year ago today? 
 
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【KNOTFEST JAPAN】
Ever since childhood it had been my dream to meet SlipKnoT. He words give me hope. Thanks for time that overflows with happiness!! I will never forget this day for as long as I live.
 
 
フェイスブックの表示を見たら、満面の笑みの赤毛の私がいた。
 
1年前、2014/11/16。
世界で一番好きと公言しているアメリカ/アイオワ州デモイン出身のバンド
が、主催フェスであるKNOTFESTをなんとこの日本で初の海外開催。
Maggots(SilpKnoTの熱狂的なファンの事)の一員として、行かないわけがないであろう。もちろんチケットは発売開始直後に購入した。
土日の二日間の開催という事で本心は両日参戦を決めたいところだったのだが、バイトの出勤を考え、特に出演陣が好み揃い踏みした二日目に行くことに決めた。
 
ちなみに、個人的な日程の決定打はTrivium/Five Finger Death Punch/In Flames。ここにKoRnも来るなんて、チケット代がそれなりに高くてもおつりがきちゃうじゃないかありがとうございます!!!…位の気持ちでいた。
 
更にファンには朗報というかなんというか。前年に開催されたオズフェスでもSlipKnoTは来日していたのだが、今回は主催という事もあり抽選でVIPというアップグレードチケットが用意されていた。このVIPというアップグレード、今や海外のアーティストのツアーではなかなかメジャーになってきている仕組みで、チケットの値段にプラスした額次第でオプションのようにアーティストとの特典が選べるようになっている。
ちなみに、ノットフェスジャパンの時のアップグレードはチケット代とは別料金で以下のようなものが用意されていた。
 
・VIP SS
SlipKnoT ショーンクラハンとのランチ&ミュージアムツアー
VIP SS専用BARラウンジエリア指定席
SlipKnoTメンバーとのMeet&Greet
VIP専用トイレ
VIP限定ラミネートパス & パスケース
VIP専用入場ゲート
KNOTFEST Tシャツ
フェス限定直筆サイン入りポスター(CLOWNデザイン直筆サイン入り)
 
・VIP S
VIP 専用エリア指定席
SlipKnoTメンバーとのMeet&Greet
VIP専用トイレ
VIP限定ラミネートパス & パスケース
VIP専用入場ゲート
KNOTFEST Tシャツ
フェス限定直筆サイン入りポスター(CLOWNデザイン直筆サイン入り)
 
・VIP SEAT A-SIDE・VIP SEAT B-SIDE
VIP専用トイレ
VIP限定ラミネートパス & パスケース
VIP専用入場ゲート
KNOTFEST Tシャツ
フェス限定直筆サイン入りポスター(CLOWNデザイン直筆サイン入り)
→こちらは主にグッズと、ゆったり座ってお目当てのバンドの出演するステージ側で観たい人が購入していたアップグレード。
 
 
15年間、「死ぬまでに一度でいいからSlipKnoTに会いたい!」と事あるごとに周囲の人々に発言していた私である。申し込まないわけがない。そしてどうせなら当たるかわからない賭けなんだから…と、一番お高いVIP SSのアップグレードチケットに申し込むことにしてみた。
どうかどうか、小学生の頃から私の神様であるSlipKnoTに会わせてください。今までの人生、一度も使った事のない神様へ一生のお願いもした。
 
……当たってしまった。
 
ウソだ、ウソだろ。マジかよ…!!?
神様ありがとう!と当選通知のメールを見て思わず叫んでしまったが、よくよく考えてみれば私は無宗教である。
 
そして開催の日を心待ちにして、当日がやってきた。
 
 
グッズも購入しVIP SSの集合場所で待つ事十数分……。
#6、ピエロのマスクのメンバー、バンドのリーダーでもあるショーンクラハン(クラウン)が登場。
 
皆から拍手がおき、その輪の中央にショーンが立つ。自然と、感激のあまり涙が数粒零れ落ちた。
本物のSlipKnoTだ……!!
そしてよく見るとファンの間ではおなじみであろう、あの巨体のセキュリティのおじさんもいる。もう感激が止まらない涙も止まらない、これは夢の中なんじゃないかと自分をブン殴りたい衝動に駆られたが間違いなく現実だった。
そしてショーンはまずVIPのメンバー1人ひとりに、しっかりと握手をして挨拶をして回ってくれた。
Thank you for coming to JAPAN. 何度も何度も練習した言葉を震えながら言うと、ショーンは『ありがとう、会えてうれしいよ』と私の手を握ってくれた。泣いた。
 
 
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写真は時間が前後しているが、ショーンが案内してくれたバックステージやSlipKnoTミュージアムでの様子。
残念な事に、当時持っていた携帯を紛失してしまったため、残っているデータのみの掲載です。
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セットリスト付きの機材。
このSlipKnoTミュージアムには他にも、Gtジムのオレンジのアンプや、メンバーの今までのマスクや衣装が展示されていた。
 
 
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ドラム缶を金属バットで叩くショーン。
皆から拍手が起こる。
 
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そっ、それは大好きな大好きな#5クレイグの初期マスク!!!
ボソッと「死んでもコレは被りたくないな…」と言ったのは聞き逃さなかったよ、ショーン(笑
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DVD作品、Disasterpiecesの時に着ていたあのゴワゴワしたグレーのツナギについては一言、
"This is Nightmare"
なんか汗吸って滅茶苦茶重くなるんだって。

このミュージアムツアー中ショーンは何度も
"Dedicated"
"Artistic"
"More and more"
と発言。

もっともっとアーティスティックに、もっともっと狂気的に、次はもっと素晴らしいモノを…。
更に上へ上へと目指していってる凄い人なんだなぁと改めて感じました。

そして写真は無いんですが、アルバム制作時にアーティスティックな気分を高める為にメンバー全員で屠殺場に行き豚の血を全身に浴びてきたというツナギについても説明してくれた。

…他のメンバーは『うぇえ、マジ最悪だ…』と言っていたらしい。そりゃそーだよ(苦笑)

なんと自身のマスクも被せてくれた。
『凄く窮屈で、自分を苦しめた位置からスタートするんだ。できればもう被りたくはないね』
と言っていたんだけど、私にはちょっとデカかった…。
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ショーンはとてもサービス精神旺盛で、自らパーカッションに乗ってみてくれたり、疲れて寝ている日本人にギリギリまで近づいてみたり、それから当初の予定には全く無かったそうなのだが、出番前のメンバーのいない楽屋を案内してくれたりもした。
 
彼らの中のルールで『マスクを失くしたら死ね』というものがあるらしい。
『でもホラ、クレイグのマスクは誰も盗ろうと思わないだろう?』そうショーンが言ったように、クレイグのあのトゲトゲマスクは部屋の奥の棚の上に置いたままになっていた。
『珍しいね、今日は何故かシドのマスクが置いたままになっているよ』
その近くにはメンバー内でDJをするシドのマスクが無造作に置かれていた。何を隠そうSlipKnoTの中でもこのクレイグとシドが特に大好きな私、しれっとボブ(クレイグのマスクの名称)の置いてある棚のそばに移動する。距離約30cmの位置で見る生ボブ!!ショーンの話し声が一瞬遠く聞こえたのは気のせいではないと思う。
すると突然、『ああ、紹介するよ』とショーンが私達の輪の後ろを指した。
『ギターのジムだ』
皆振り返り、そこにいた人物に驚いて拍手。そう、私達は彼らの通常使用する楽屋に入っていたため、入り時間に#4ジムが普通に入ってきていたのだ。…ジム、背ェ高い!足ながっ!!!
『ハイ皆、今日は楽しんでね』と片手を挙げながら微笑むジムは、ナイスジェントルメンな雰囲気。そのまま彼は一礼して、一旦楽屋を出て行った。
またショーンが話し始めると、今度は入り口からカチャカチャと音が聞こえた。
『ヘェイ♪』ニコニコと入ってきたのは#0、シドウィルソン。しかし何やら彼、ものすっっごく派手な服装をしている。水色に薔薇の柄が沢山入ったスウェットパンツ、上に着ているトレーナーにも何やら全く違う沢山の柄が入っている。そして首から…何だそれは、ミイラかグルーミーのようなぬいぐるみをぶっとい鎖でネックレスのようにして下げていた。
『ねぇ見てみて!コレかわいいだろう??』
ニコニコしながら楽屋にいた私達に、その若干グロテスクなぬいぐるみを嬉しそうに笑って見せるシド。なんだこの人は!天使か!!
『シド、今日もナイスなパンツだね。ボクは絶対に着ないけどな』冷静にそう言うショーン。笑うシド。彼らは10歳近く歳が離れていたのを思い出し、その微笑ましいやり取りにクスッとなった。
この後、ショーンは新メンバーの2人についてや、亡くなった#2のポールやこの年の五月に脱退してしまった#1ジョーイについてもゆっくりと語ってくれた。
 
 
それから昼食会場に移動し、各テーブルをショーンが回りつつ1つサインを貰える事に。
 
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昼食会場に直行するとは知らなかったので、持参していたレコードを置いてきてしまっていた私。
本当は、『もしシドが出てきたらココにサインしてもらおう』と思っていた前腕にサインをしてもらうことにした。6という数字も頼んで下に付け足してもらった。

『えっ?ショーンのサイン1番ダサいけど大丈夫?……ちょっとクラウン、この子このサインを明日彫ってくるんだって。丁寧に書いてね』
と通訳のスタッフさんが伝えてくれていました笑
 
 
そして一旦解散。
Amon Amarth/Five Finger Death Punchをゆっくり観ることができた。
 
短い時間枠だったけど、Amon Amarthのドスの効いたインパクトは凄まじかったし、5FDPもファンへのサービス精神が旺盛で演奏も素晴らしくてとてもとても楽しめた。
 
そして待ちに待ったミーグリ(Meet&Greet)。ここでは撮影は禁止。
ランダムにメンバーが3人出てきてくれるという。ちなみに初日はVo.のコリィ、#3クリス、ジムが出てきたそうだと係の人から聞いた。
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もちろん、小さい頃に一目惚れした#5クレイグは、何があろうと99.999999%の確率で出てこないであろうと自分自身でもわかっていたけれど。
 
 
ミーグリでメンバーから貰ったサイン。
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 #4ジム、#6ショーン、#8コリィの3人。
 
実はコリィが寝坊した為寒空の下で予想以上に待ち、楽しみにしていたIn Flamesが全く観れなかったのだけど、それが吹き飛ぶくらいの素晴らしい体験をした。
 
 
SlipKnoTが世界で一番大好き。これからもずっと応援してます』
ジムにそう言って彼が嬉しそうに微笑み返してくれた瞬間、私の涙腺が崩壊した。
綺麗な泣き方じゃない、ただの号泣である。
 
ヤバい…涙が止まらない、止まらないどうしよう。そう思っているとジムがギュッとハグをしてくれた。約2m、話す時も見上げていたのに、やっぱり彼はとても大きくて私の頭がすっぽり腕の中に包まれてしまった。涙…止まらない(笑
更に泣き続ける私をもう一度ギュウッとハグしてくれ頭をポンポンしてくれたのだが、そんな事されて涙が止まるわけがない。最後に彼は私の目線までしゃがんでくれ、頭を引き寄せ自身のオデコとコツン。
『ウガァァァア!』
…たぶん笑わせようとしてくれたんだと思う。距離1cmの目の前にジムの顔があってビックリどころじゃなかった。
すると彼はそのままニッコリと微笑んでくれた。
『ほらほら!涙は終わりだよ、今日は最高の日にしよう!』
後ろの方で女の人達の黄色い声が上がる……ジムが女性に人気のある理由がわかった気がした。溢れんばかりのイケメン対応。
 
そしてショーンにはニコニコとレコードジャケットに落書きをされ(それがLive YouR LiFeというあの言葉)、最後にVo.のコリィテイラーの前に来た。
 
家から持ってきたスタースクリームのトイを差し出す。するとコリィ、
『ワァーォ、DJ STARSCREAMだ!ショーン見ろよ(隣にいるショーンに見せる)今日シド出てこなくてゴメンな』
赤毛の刈り上げ頭だし、スタースクリームだし、完全にシドのファンの子だと思われている。まぁ、そうなんですけども(笑
 
『ココにサインして欲しいんだ』
泣きすぎてえぐえぐ言いながらスタースクリームの翼を指すと、コリィはニッコリ笑ってサインをしてくれた。
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世界にひとつだけ!コリィテイラーのサイン入りスタースクリーム!!
 
あんまりにも泣き過ぎた為、コリィが大爆笑してしまい、ハグをされたあとにいないないばぁの変顔サービスまでしてもらった。
本当、ごめんよ苦笑 ありがとうコリィ…。
 
そしてミーグリが終了。
Triviumが始まっている事に気づき、涙が止まらないまま会場へ。
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楽しみにしていた!キイチさんのイケメンプレイが!涙で見えない!!!
In waveやBuilt To Fall、Anthem等、私が聴けた部分だけでも当時の一番新しいアルバム以外からも色々やっていたし、何よりバンド全体のバランスも良ければ、Vo.のキイチ氏(Matthew Kiichi Heafy)の目を惹きつける何とも表現し難いあの魅力。…しかし涙が止まらないので見えない。
 
更に次のマンウィズ•ア•ミッションでも泣き続け、トリ前のKoRnの途中まで泣いていた。約2時間ちょい、延々と泣きっぱなしである。声は押し殺していたものの、恐らく周りの人達は不審に思っていただろうなと思う。
 
実はSlipKnoT以外の出演海外バンドは全て、生で観たのはこのノットフェスが初めてだった。
KoRnの、特にリズム隊のテクニックがバケモノじみていて興奮した。Vo.のジョナサンの泣き声混じりのような独特の歌い方、囁くように鳴るギター、明らかに他のバンドとは一線を画したおどろおどろしい雰囲気でショーがスタート。
そして個人的に目が離せなかったのがベースFieldyのステージングとそのプレイ。特にFreak On A Leashでのジョナサンとの掛け合いや、足の下を通して弾いてみたり、バッチバチのスラップ奏法だったり、映像でしか観たことのなかったあの変態的とまで言える音作りと動きを実際に観ることができて感激していた。
 
そしてトリは待ちに待ったSlipKnoT
最新作5:The Gray Chapterのイントロ XIX からスタートして幕が開く。
ベースのポールグレイが亡くなってから初のアルバム、同年には創設メンバーでもあったジョーイが不明確なまま脱退。SlipKnoTはもう終わった、解散するんじゃないか、メンバー同士の意識はバラバラに向いてしまっている、そんなメディアでの意見も今まで以上に沢山目にしてきた中で彼らが出してきた答え。それがこのアルバムであり、今現在続いている活動状況やライブパフォーマンスなのだろう。
一番初めに公開された《Devil In I》のMusic Videoは、公開と同時に世界中で過激すぎると話題にもなった。あの歌詞や映像をどう捉えるかはその受け取り手それぞれだろうと思う。ただ、私は今のSlipKnoTの始まりとして、間違いなく素晴らしい作品であると感じたし、実際にこの日ライブで観ても、SlipKnoTは何も変わっていなかった。変わっていないと言うより、彼らから発される言葉や音のベクトルは今までと一緒なのだと、前に進んだ感じさえした。
「コンニチハ」「コンバンワ!」そしてお決まりの「ナカユビタテロ」。さっきまで、ひょうきんにファンと触れ合っていたコリィはガラリと雰囲気を変え、巨大なステージの中央で叫び歌う。
各新曲に合わせ、もう定番と化している1st~4thまでの曲に加え、2日目のこの日にはOpium Of The Peopleも演奏された。それまで、なかなかライブでやらない曲とされていたため、まさか日本でのセットリストの中であのイントロを聴くことができるとは思ってもいなかった。
 
世界で初めての、自国以外でのKNOTFEST開催にこの小さな日本という国を選んでくれてありがとう。
 
余談だが、KNOTFEST JAPANの後に私は母親に泣きながら電話をしていた。
彼らを、SlipKnoTを、初期から知ることができたこの時代に産んでくれてありがとう。冗談じゃなく、本気で母親にそう言えるくらい私にとって彼らとの出会いは人生を変えるほどの大きなものだった。
 
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想い続ければ、いつの日か夢は叶う。
本気でそう思うキッカケになった忘れられない一日になった。
 
そしてこの日、泣きすぎて彼らに言いたいことの半分も伝えられなかった事が、一年後の一大決心へと繋がるなんて、この時は私自身でさえも想像もしていなかった。