Walking Dead On Broadway Interview

海外バンドへのインタビュー!

 

 

今回のゲストは……。

 

 

 

 

 

 

2016年11月、Arising Empireより2作目となるフルアルバムSLAVESをリリース。レーベル初のデスコアバンドでもあり、出身国のドイツではこれまでに数々の大型フェスにも出演。

一切クリーンを入れないデスコア独自の硬派なスタイルを貫きつつも、要所にみえるそのメロディアスなギターソロは必聴です。

 

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Walking Dead On Broadway

 

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今回はそのギタリストでありマネジメントも務めるMichaelにお話を聞かせていただきました!

 

・はじめまして、どうぞよろしくお願い致します!インタビューを受けてくれてありがとう、今回がWalking Dead On Broadwayの日本語の媒体初登場ということで、まずはアナタとバンドの自己紹介をお願いします。

(Michael / Walking Dead On Broadway Guitar)

 ・こちらこそよろしく!俺はWalking Dead On Broadwayのギタリストの1人Michael(マイケル)。インタビューをしてくれて本当にありがとう、これが俺達にとって初めての日本語インタビューになるんだ、超嬉しいよ!

2009年の11月に、俺達のドラマーと前のシンガーがバンドを始めようって言い出したんだ。この超クレイジーなアイディアから始まって、彼らは他の数人のミュージシャンを探したんだ。俺はこのバンドに3番目に加わった人間で、他の奴らもその次の週のうちにはやってきたんだよね。

 

 

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・11月にはアルバム"SLAVES"の発売おめでとうございます。リリースショーにも参加させていただきましたが、本当に凄い迫力で最高でした。今作、そして2016年を振り返ってみていかがでしたか?

・本当にありがとう、キミに遠くからやってきた価値があったと思ってもらえたようで嬉しいよ。2016年は俺達にとってすごくスペシャルな年だったよ、なぜなら自身の2枚目のフルアルバムを制作するためにショーを長らく休んだんだ。このレコーディングの為に俺達は多くの時間を費やしたし、それが必要だった。だって俺達は"Aeshma"2.0(Aeshma=彼らの1stアルバム)を書きたかったわけじゃないから。それで2016年の多くの時間を楽曲制作に費やしたんだ。 

 

 

・各メンバーの演奏技術や表現のクオリティもとても高いですよね。2009年にこのバンドがスタートしたそうですが、現在のラインナップに至るまでの経緯を教えてください。

・皆、最初の質問の答えを見てくれ:) (笑)

 

 

・また、今作SLAVESはレーベルが変わりArising Empireからのリリースとなりましたね。レーベル移籍のきっかけはどういったものだったのでしょうか?

・誰も自身のセカンドアルバムをNuclear Blast、そしてArising Empireからリリースすることになるとは思ってなかったね。Nuclear Blastは世界中でも最も大きなメタルレーベルの1つだし、だから彼らからのオファーを受け取った時はまさか!って本当に言葉を失ったよ。この話は凄く非現実的に思えたし、それくらいこの契約は俺達にとって本当に幸運な事だったんだ。そしてこの取引は俺達にとってとても素晴らしい事で、より多くの人達に俺達の音楽を届ける事ができた。Impercion Recordsは本当に素晴らしい仕事をしてくれるし、全ての事に感謝してるよ。でも彼らは世界的なリリース/配布はしてなくて、メインとして焦点を当てているのはオンラインでのマーチやストリートウェアのショップでレーベルの方ではなかったんだ。でも俺達はよりいっそう密接に仕事をするようになったよ、彼らはこのバンドのマーチパートナーだからね。

 

 

・レコーディングにプロデューサーとしてAnnisokayのChristophが関わったそうですが、彼との音作りはいかがでしたか?

・俺達は親友なんだ。それに、彼はこのバンドのサウンドを正確に理解してくれるし、それぞれがその瞬間どうしたら良いのか、俺達にとってベストな選択をしてくれるんだ。だからお互い一緒に作業するととてもスムーズに進んだよ。

 

 

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・Walking Dead On Broadwayというバンド名について、どのような意味が込められているのでしょうか?

・この名前も前のヴォーカルが発端で、ゾンビ映画巡りを彼の古き良き友"ジャックダニエル(ウイスキー)"とした後に思いついたんだよ(笑) それで彼がその次のリハーサルの時に彼のアイディアを俺達に話したんだけど、これをもう最初から気に入っちゃったんだ。そんでもってこの2010年って年に、どの電話帳の中にあるブルータルなバンド名よりも長いかにおいてはこれに勝るものは無いってね(笑) この名前に特別な意味はないんだ、酔っ払いのアイディアだったし。だけどこれは某シリーズから取ったんじゃないんだぜ、だってこの時ドイツではリリースされてなくて誰もこのシリーズを知らなかったからね(笑)

 

 

・そういえば、ドラムのStephanはレギュラーグリップですよね、見ていてとても珍しいと思いました。皆様のバックグラウンドについて、またどのような音楽やアーティストに影響をうけてきたのか聞かせてください。

・俺達は皆それぞれ異なった音楽の趣味やテイストを持ってるんだけど、俺が思うにここらへんのアーティストを挙げられるんじゃないかな。

The Black Dahlia Murder、Behemoth、Suicide Silence、Chelsea Grin、そしてWhitechapelだね。

 

 

・歌詞やミュージックビデオの映像にも、なかなか恐怖心を煽られるものが多くありますが、このアイディアはどなたからですか? 

・全てのアイディアを皆で話して一緒に決めてるよ、そうだからこのアイディアは全部俺達全員からのものだね。

 

 

・また制作プロセスについて、現在のメインコンポーザー/ソングライターやその担当配分についても教えてください。

 ・楽曲は皆で一緒に書いているよ。まず初めにMaxと俺がギターフレーズから作り始めて幾つかのリフを試したりする。もし一緒に作業してて良いアイデアが浮かんだら、そこから詳細を念入りに作り始める。そしてこれいいなと思ったら他の奴らと一緒に作業を始めるんだ、リズムの詳細はドラマーと一緒に試行錯誤したりね、例えばシンプルな速弾きや三連符とか。最後に俺達はヴォーカルパートに取り組んで、異なる様々なモノを試してるんだ。

 

 

・先行で公開された1曲目の"PITBLACK"のリリックビデオを観た時に、最高なアルバムになるだろうなと思いました。Walking Dead On Broadwayは激しいサウンドとブレイクダウン、スピーディなギターとドラミング、そして時折入るメロディアスなギターソロの組み合わせがとても素晴らしいと感じました。この曲構成はどのように考えているのでしょうか?

・そう、幾つかのメロディアスな部分を作ることは本当に俺達にとっても新しい事で初めての取り組みだったんだ。このバンドの歴史が始まった頃は、俺達はひたすらヘヴィなブレイクダウンを書きたいと思ってた。俺達はミュージシャンとして、人として、これまでの年月を通して進化したんだ。音楽を聴くことによって、もっと広い目線で新しい思想を取り入れるようになった。楽曲制作のプロセスの中で自身が影響を受けた多くの事を取り入れるようになったし、それは以前よりももっと行うようになったかな。

 

 

 

・タイトルトラックとなっている"SLAVES"ですが、破壊的な悲しみと絶望を歌詞や音からも感じられる曲だと思いました。この曲ができた背景について教えてください。

・このアルバム"Slaves"の共通のテーマは『操られる人々と操る側の人間』。

この社会は機械的で、"現状維持こそが解決策"という考えがあるからか、大部分の人間はこの制御された世界の中で生きている。でもそうじゃないんだ。皆は自分自身の事をやるべきだし、政治や宗教やメディアの言いなりになっちゃいけない。キミ自身の意見を構築してキミ自身の道を行くんだ、決して"支配者"の奴隷であってはいけないんだよ。

この曲"Slaves"は人間の利益と強欲さを表現しているんだ、戦争が引き起こされようがそんなことは知ったこっちゃない。金が世界を支配した、という話さ。

 

 

 ・8曲目"1110010"は雰囲気がガラリと変わり、ゆったりとしたリズムから壮大なラストへと続いていくインストゥルメンタル曲ですね。タイトルに使用されている数字は何を意味しているのでしょうか?

・1110010はバイナリ―コードで"rise"って意味。解釈はキミ次第(笑)

 

 

・個人的に7曲目のScapegoatが大好きなのですが、あの曲についても解説をお願いいたします。

・この曲は虚偽の社会について書かれていて、そこで多くの人々が人間性や慈悲の心を失っていく様を描いているんだ。歌詞の中から良い引用があるよ“We are born in honesty and end up in mendacity”(我々は正直者として生を受け、最後には虚言癖者として終わる)

 

 

 

・もちろん全ての曲がとても素晴らしい作品だと思っていますが、今回のアルバムで特にアナタのお気に入りの曲や、聴かせどころを教えてください。

・ふぅう、こりゃ難しい質問だ…。俺は全部の曲が好きなんだけど、でも一番好きだと思うのは"Death Pilgrim"かな。この曲はとってもグルーヴィでメロディアスだけどそれと同時にとても難しい曲なんだ。

 

 

・リリース後初のヨーロッパツアーも始まり、今後更に活動範囲が拡がっていくかと思いますが、もうすぐ始まるツアーに向けて今どんな気持ちですか?

・初のヘッドライナーでのヨーロッパツアーもあり、俺達は今とても良い道のりの上にいると思う。これはとってもハードなものになるだろうね、俺達が一度も行ったことのない街でもショーをすることになるわけだから。でも俺達はそれだって超楽しみだし、このツアーを通して最高な時間を過ごすだろうね。そう、俺達がこれから先どう発展し進化していくのかを見てくるつもり:)

 

 

・現在の主な活動拠点はドイツのライプツィヒになるのでしょうか?また、この先ツアーで行ってみたい国や場所はどこですか?
・俺達はドイツにとっても素晴らしいファンベースを持ってるんだ。でもそうだね、ライプツィヒは間違いなくその中でも最高な場所だよ。でもそれはこの場所が俺達のホームタウンだから、全く普通のことでもあるんだけど。世界中を見てみたいな、そしてこれまで訪れた事のない沢山の国や街でプレイするチャンスを得たいなと願ってるよ。
 
 

・日本でいつかアナタ方のショーを観たいなと凄く思います。日本という国や、日本の音楽シーンに何か印象があれば聞かせてほしいです。
・残念ながら、そんなに日本のミュージックシーンについては知らないんだ。俺達が知ってるバンドはSANDマキシマムザホルモンくらいかな。
 でも将来的に日本でショーができるようにこれを変えていきたいし、"日本のミュージックシーン"で皆に会うチャンスを得る事ができるよう願っているよ。
 
 
・今後のプロジェクトや目標について教えてください。
 ・まずは"SLAVES"をもっとワールドワイドに広めたいな、それとできるだけすごく沢山のツアーやフェスでショーをしたいな(笑)

 

 

・最後に、もしよければ日本の音楽ファンへメッセージをお願い致します。

 ・もちろんだよ!もし少しでも俺達のファンがそこにいてくれるなら、応援してくれてありがとうって伝えたいね。俺達の新作アルバムを皆が気に入ってくれるといいな。Walking Dead On Broadwayはキミ達皆に会うために、日本でいつの日かショーができるよう願っているよ。

そして、俺達の事を知らない人達へ、是非俺達の曲をチェックしてください。たぶんキミも好きになってくれると思う、ヘヘヘッ:)

 

 

ありがとうございました!これからのWalking Dead On Broadway、そしてアナタの活躍を楽しみにしています。そして、またお会いできる日をとても楽しみにしています。いつかこの日本でも、皆のショーを観ることができますように!

ありがとう!近い将来、またどこかで会おうぜ:)

 

 

 

 

昨年3泊5日で大横断をしたドイツ遠征。

その中でも1番の収穫だったといっても過言ではないのが彼ら、Walking Dead On Broadway。

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ドイツというメタル大国、近年ではメタルコアバンドの活躍も目覚ましいこの国でこんなに高クオリティなデスコアバンドに出逢えるとは思っていませんでした。

 

Vo.Robert

Gt.Michael

Gt.Max

Ba.Kavin

Dr.Stephan

の五人編成からなるこのバンド。

ステージング1つとっても、魅せ方が実に巧い。そしてそのサウンドはストリングスなどの同期音を入れつつも実に硬派。デスコアファンには是非とも聴いてほしいバンドです。

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また、ステージでは鬼のようなプレイをする彼らですが、実際にやり取りをしているととても人が良いのも魅力の1つ。こんなバンドに出逢えたことに感謝です。

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( Interview & show photo by MARINA ISAMI)

 

YouTubeではひたすら笑えるアルバム制作中のスタジオ動画も公開しています。全編ドイツ語ですが、Annisokayのクリストフも登場しています。

 

アルバム"SLAVES"は、レーベルが変わった直後ということもあり日本のiTunesではまだ未配信。様々な日本CD取り扱いサイトでも目にしますが、実質在庫があるところはほとんどないようです。

 

 

↓海外から個人輸入できる方はぜひ↓

www.impericon.com

 

 

1stアルバムは日本のiTunesでも購入可能です。

Aeshma

Aeshma

Aeshma

Aeshma

  • Walking Dead On Broadway
  • ロック
  • ¥1500

 

Vesta CollideがNew Album"New Obsession"をリリース!

デトロイト出身のメタルコア

Vesta CollideがStay Sick Recordingsよりデビューアルバム

 

New Obsession

New Obsession

  • Vesta Collide
  • メタル
  • ¥1650

New Obsession を本日リリース!

 

様々な音の要素が合わさった彼らの楽曲センスの良さは必聴。

聴きごたえはバツグンです。

 

 

バンドはもうまもなくスタートするAlesanaのツアーへの帯同も決定。

 ISAMIMHZでは来月そのリリース後初のツアーに突撃してまいります。

 

今年注目のバンドの1つとなること間違いなしです。

Annisokay Interview

海外バンドへのインタビュー、第12回。

 

 

今回のゲストは……

 

 

 

昨年11月に最新アルバム"Devil May Care"をリリース。

本国ドイツではシーンを担う重要なバンドの1つとして人気も高く、その美しいメロディセンスは逸脱。今後の活躍に更に期待の高まるバンド、

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(photo by Annisokay official Facebook)

 

Annisokay

 

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今回はその創始メンバーの1人である、ベーシストのNorbertにお話を聞かせていただきました。

 

 

・この度はインタビューを受けてくださり、本当にありがとうございます。今回このような機会を設けて頂きとても嬉しいです。

まずは、11月の最新アルバム"Devil May Care"のリリースおめでとうございます。既に幾つかのショーを昨年ドイツ国内で行っていた皆様ですが、今作の手応えとしてはいかがですか?

(Norbert – bass player)

・ボク達はまだ皆からの反応に緊張しているところかな。ボク達はまもなくツアーに出るところで、このヘッドラインツアーでもっと沢山の新曲を披露することができるし、皆が新曲にどんな反応を示してくれるか見たいんだ。ソーシャルメディアから受け取る反応はどれもとてもいいよ。

 

 

・アルバムタイトル"Devil May Care" (向こう見ずな、無頓着な、がむしゃらな)に込められた意味や、このアルバムを通してのコンセプトがあれば教えてください。

・この"Devil May Care"は様々な社会問題に関しての身勝手な態度について、ボク達が感じたことや考えたことについての歌詞が大部分なんだ。この世界の中では今多くの事が間違っている。ただボク達は別に政治的な事を提示するバンドであろうとはしていないし、"こうするべきだ、こうしていこう"と呼びかけているわけでもない。単純に、この社会の中で生きていく中で、そしてこのアルバムの曲を書いていく上で逃れられない話題だったんだ。とても沢山の不正や不公平な事が存在し、まるで"新しい物に取り換えるから問題ないよ"とでも言うかのように日々ボク達は自分達の惑星を殺しているんだ。それが、このアルバムを通して伝えたかった一番の事かな。

 

 

・今作のジャケットやブックレットのデザインも、少しダークな中に幼さや無邪気さを表したような素敵なデザインですね。このアイディアはどこからきたのでしょうか?

 ・ボク達は一目で何を伝えようとしてるのかが明確になっているものを作ろうとしていたんだ。この小さく無邪気な少女は素晴らしい将来を夢見ているんだけれど、我々がこの惑星を荒廃させてしまったから彼女はガスマスクを着けなければいけない。この一枚でそれがシンプルに伝わるだろう?ボク達は自身の子供達が生きなければならない世界を、まさに今破壊しようとしているんだ。

 

 

・また、SmileではNorthlaneのMarcus、"Thumbs Up, Thumbs Down"ではEmil BullsのChristophと現在のシーンでも注目のアーティストとFeatしていますが、この素晴らしいコラボはどのようにして決まったのですか?

・Northlaneはボク達に大きな影響を与えているんだよ。ヨーロッパでいくつかのショーをNorthlaneと一緒にやって、Marcusにこのゲスト出演について尋ねたんだ。Marcusはオーストラリアに住んでいるからボク達はこの曲を彼に送ったんだけど、彼はそれをすぐに最高のモノに作り上げてくれたんだ。

Christophとボク達はEmil Bullsとのヨーロッパツアーを通して友達になったんだ。Emil Bullsはボク達が音楽や楽器について学び始めた頃に聴いていたバンドの1つなんだ。Christophは三日間もの間Annisokayのスタジオに来て、(ボク達の方の)Christophと曲を書いてくれたんだ。まるでソウルメイトみたいだったよ。この繋がりと音楽的なインスピレーションはとても素晴らしいんだ。そうやってできたコラボレーションはいつだって嬉しいしとてもエキサイティングで、彼らはAnnisokayの曲に刺激を与えてくれるんだ。

 

 

・今作はCO(共同制作)プロデューサーにWilliam Putney氏を迎えていますね。彼との音作りはいかがでしたか?

・実を言うと、William氏はボク達のサウンドを作ったわけではないんだ。彼は今作の幾つかのメロディと歌詞、曲の構成に共同制作として関わったんだよ。ボク達のサウンドの担当、責任者はChristophで、彼はリズムギターだけでなくクリーンヴォーカリストでもある。そして彼は同じくボク達のプロデューサーとして、このバンドができた当初からこのバンドの曲の大部分を制作してるんだ。新しい作品についてはこれが全ての真実さ。リアルなドラム、リアルなギターサウンド。ヘヴィでかつタイト、だけど合成は使わない、独特でユニークな感性を発揮した作品だよ。 

 

 

・Annisokayの曲はどれも美しく、切なさと激しさ、力強さを巧く融合させた芸術品のような仕上がりだといつも思っています。曲作りに関しては、ギターのクリストフが自身のスタジオで手掛けていると聞いたのですが、この歌詞/メロディパート/スクリームパート/インストゥメンタルのバランスはどのようにして制作しているのですか?

・ボク達は音楽を制作する時に、どうしたらいいのか、どうやったら"わぁクールだ!"と思えるかを考えながら行っているんだ。正確なものを書きたい、またはあんな風にしたいとかアレに似せたようにをしたいと考え始めてしまうと、それは他のバンドのコピーになってしまう。全ての作品や曲はボク達を表すモノなんだ。これがボク達だ、ボク達はここにいる、とどんな時間や空間にいても発信している。ある嫌な気分や悲しい気持ちの日には、ボク達は悲しい曲を書くだろう。政治的な事に怒りを感じた日にはそういう怒りのこもった曲を書くんだ。

 

 

・MVの公開された"Blind Lane"ではメロディパート中心の構成に驚いたファンも多かったと思います。サウンドの面で今作はまた新たに挑戦した面もあったのでしょうか?

・ボク達は全ての曲、1曲毎にクリーンヴォーカルを入れるようにしているんだ。“Blind Lane"は新しいスタイルでは無いんだよ。もっと言うなら、これがボク達にとっては典型的なAnnisokayの曲なんだ。唯一の違いは、今回はこの曲でミュージックビデオを公開を制作したという事。アルバムが発売される少し前に“Loud”と“Blind Lane”のミュージックビデオを制作したんだ。そしてボク達はより刺激的で変化に富むように、この2つの全く異なる曲を作りたかったんだ。

 

 

・2016年にはEP"Annie Are You Okay?"のリリースもありましたね。バンド名の由来が彼の曲からきていると知っているファンからすれば、待望の1枚となった作品だと思いますが、全てマイケルジャクソンのカヴァーソングを収録した作品を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

・カヴァーはとっても魅力的で、とても素晴らしいことができるんだ!ミュージシャンが誰もが知っているような有名な曲を彼ら自身のスタイルに変換して表現するという事になったのなら、それはスリリングな事さ。ボク達は既に女性アーティストによる最新の2つのポップヒットソングのカヴァーをしている、Lady Gagaの"Telephone"とMiley Cyrusの"Wrecking Ball"だね。キミが言及したように、このバンドの名前はMichael Jackson(マイケルジャクソン)の"Smooth Criminal"からきているんだ。そう、ボク達はこの偉大な音楽の天才に対して尊敬の念を抱かずにはいられなかった。でも彼の書いたポップヒットの音色を1曲だけにするんじゃ不十分だなって。誰もこうなるとは予期してなかったかもしれないけれど、ボク達は4つのトラックを選んだんだ。最も貴重な経験の1つは、マイケルジャクソンによる強い社会的な批評の歌詞がどう現代社会にも関連しているかって事。この狂った世界は何度も何度も同じ間違いを繰り返してる、そして20年も前にマイケルがこの世界をより良い場所にするために言わんとしていた事に、ボク達はより耳を傾けるべきなんじゃないかなって。

 

 

・実は皆様のショーが観たくて、昨年のEskimo CallboyツアーのDortmund公演に参加したんです。とても素晴らしいショーをありがとうございました。

ドイツは多くのバンドが存在し、世界の中でも特に巨大なミュージックシーンのある国だと思っています。間違いなく皆様はその中でも最も注目されているバンドの1つだと思っているのですが、デビューしてから今までバンドとして活動をしていく中で大きな変化等はありましたか?

・もちろんボク達はより大きな地位を得たいと心から思っているし、もっと多くの人々がショーに足を運んでくれるようになってほしいと思ってる。でも例えば音楽を作る時、そうする事が好きだからやるんだ。『この曲はボク達をロシア、もしくはアメリカへ連れて行ってくれるだろう』と思いながら曲を書いたことは一度も無いんだよ。ボク達の目標の始まりと終わりは、常にボク達自身が好きだと思う良い曲を書いていくことなんだ。それは変わらないよ。

 

 

・ドイツのミュージックシーンと言えば、昨年初めてドイツを訪れた際に皆様のライブで巨大なボート漕ぎ(rowing crowd)を見てとても驚いたのですが、アレはドイツではポピュラーなものなのですか?

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・コンサートで一番重要な事は楽しむこと。もしキミが単に聴きたいのならそうする事ができるし、もしクレイジーになりたかったら是非参加してみて!つまりさ、ボク達は皆にクラウドやジャンプなんかをしてほしくてヘヴィな曲を持ってくるんだ。ロックショーはカクテルパーティーじゃないからね。でもピットの中での一番大切なルールは"ここにいる皆は1つのファミリー"もし誰かが倒れたり落ちてしまったとしたら、彼を助け起こしてあげて!

 

 

・初めて目の前で皆様の代表曲ともいえる"Sky"を聴いて、とても感動しました。あの曲ができた背景についても教えていただけますか?

 ・"Sky"はボク達の全ての始まりになった曲なんだ。そして明らかに、この歌詞は大きな喪失について書かれてる。

ボク達がどう思ったか、そしてどの経験がこの歌詞に繋がったかはボク達は今のところ話さないようにしてるんだ。それはこの曲が好きになってくれた皆の、それぞれの自身の考えや思い出になる(重ね合わせて聴くことができる)ことになるから。これは音楽の魔法だよね。それは誰かをを幸せにすることができるし悲しい時は助けてくれるんだ。キミにとってもそうだよ。

 

 

・この春にはリリース後初のヘッドライナ―ツアーも控えていますね。ドイツを中心にUKや周辺諸国を周るツアーのようですが、今後ツアーで行ってみたい国や地域はありますか?

・正直に言うと、ボク達は凄く日本にツアーをしに行ってみたいんだ!この国とその文化はとっても印象的。それに音楽シーンについても沢山のいいところを聞いているんだ。

 


・日本という国やその日本のミュージックシーンについての印象を聞かせてください。
・ボク達は既にこのヨーロッパで、2つの日本のバンドと一緒にショーをしているんだ。coldrainとはいくつかのショーを一緒にやったし、Her Name In Bloodとは一緒にヨーロッパツアーを周ったんだよ。彼らは凄くクールなバンドで、とても礼儀正しくて素敵な人達だったよ。

 

 

・今後の皆様の活動についても教えてください。
・ちょうど今は、ヨーロッパでのヘッドライナーツアーを全員が楽しみにしているところだよ。夏はドイツで開催される多くのフェスティバルに出演する予定かな。

 

 

・もしよければ、最後に日本のファンへメッセージをおねがいします。
・読んでくれて本当にどうもありがとう。そしてボク達はできるだけ早く、キミ達の素敵な国でプレイする機会を得ることを心から願っています。

 

ありがとうございました!これからの皆様のご活躍を楽しみにしています。そして、いつかこの日本でもAnnisokayのショーを観ることができますように。

 

 

 

その美しいメロディと攻撃的なスクリームが印象的なバンド、Annisokay。

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私自身、彼らの代名詞であるSkyを聴いて以来大好きなバンドであり、いつかショーを観たいバンドの1つでもありました。

今回はそんな彼らの待ちに待った新作に関してのインタビューをさせていただき、とても光栄です。改めて、マネージャー様、そしてNorbertに感謝を。

 

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なんと、念願叶って昨年は彼らを観にドイツのDortmundという場所へ。撮影もさせていただき、とても大きな経験になりました。

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実際に見てみると、その人気の高さと実力は一目瞭然。当日トリを務めていたヘッドライナーであるEskimo Callboyよりも現地での人気はとても高く、ファンベースは多いとの事。

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クリーンヴォーカルもつとめるGt. Christoph。

彼の歌声は素晴らしい!の一言。実際に生で聴いてもその声や音色は音源と変わらぬクオリティ、巧いです。洗練されたサウンドも彼が手がけているとの事で、センスの良さがうかがえます。

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そしてフロントマン、スクリームヴォーカルのDave。彼の人気も凄かった。一見、クリストフの一人勝ちの様な人気に見えるバンドですがそうじゃない、それがAnnisokayの凄いところ。

全員がとても高い演奏技術と美しいセンスの持ち主。どのメンバーを見ても惹かれるものがあります。そして流石その中央に構える人物というべきか…デイヴのファンとの一体感は凄かったです。

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こちらはDr.のNico

 

今度はもっと長いロングセット、ヘッドライナーとしてのショーを観たいと思うほど素晴らしいショーでした。ドイツ近辺でのショーをメインとし、国内での人気は不動ながらもなかなかその名前を日本で聞くことが少ない彼ら。その曲の素晴らしさは、絶対にこの日本でもリスナーの心を掴むと思います。是非聴いてみてください。

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 (Interview and all show photo by MARINA)

 

 

1stアルバムのみ、日本国内盤がリリースされています。Skyの訳された歌詞もチェックできます。内容がわかると更に切なさ倍増です。

 

2016年、リリース作品はこちら

Devil May Care

Devil May Care

  • Annisokay
  • メタル
  • ¥1500

Annie Are You Okay? - EP

Annie Are You Okay? - EP

  • Annisokay
  • メタル
  • ¥600