デスコアガイドブックが発売されます

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本の詳細は下記リンクより

『デスコアガイドブック』を出版します! | パブリブ Publib LLC

 

 

パブリブ様より出版されます、『デスコアガイドブック』に私Isamiも今回少し関わらせていただきました。このような素晴らしい企画に参加させていただき、ハマザキ様、脇田様には心より感謝しております。本当にありがとうございました。

 

そして今回、関わらせてくれた偉大な方々や大好きな仲間達にも感謝を。

 

私の大好きな大好きな、今や活動の主戦場とも言えるようになってきたこのジャンル。多くの人が手に取ってくれて知ってもらって、もっと日本国内でも盛り上がるといいなと思っています。

 

私自身、とても発売が楽しみです。

 

Thy Art Is Murderが最新作Dear Desolationをリリース

オーストラリアのデスコア、Thy Art Is Murderが満を期して最新作Dear Desolationを全世界同時リリース。

 

またリリースと同日に、収録曲PUPPET MASTERのMVを公開。

 

 

時差の影響でタイムラグはあるものの、世界各国からの絶賛の声が届いている模様。

現在EU TOUR中のイギリスのメタルコアArchitectsやアメリカのデスコアWhitechapelのメンバーからもお祝いの言葉が彼らに対し送られています。

 

一時はどうなることかと思ったCJの脱退騒動。

ドラッグの依存症やメンタルの問題から復帰した彼を待っていたのは、これまでと変わらぬ兄弟のように仲の良いメンバーたちでした。

 

一つの大きな困難を乗り越えたThy Art Is Murder、その彼らが世に送り出した作品はこれまでの彼らの持ち味を生かしつつもネクストレベルへ押し上げたような、更にクオリティの上がったものとなっています。

数々のインタビューでも答えているように、デスコアという枠にとらわれずヘヴィメタルブラックメタルの要素的なものもとり入れているとのこと。

また今作もプロデューサーにはウィルパトニー氏を起用。アメリカのニュージャージーにある彼の自宅スタジオにメンバー全員で赴き製作されたということです。

 

さて、長々書くのはここまでにしましょう!

彼らの今作の素晴らしさをまずは是非とも聴いてみてください。

個人的に、私のオススメは3〜5曲目です。

 

 

 

Wacken Open Air 2017 本戦2日目

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Wacken Open Air2017 DAY②

 

 

 

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8月4日、朝の6時半。

3時間睡眠ほどで起床です。

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眠い眠いと言いつつも、シャワーを浴びて準備。シャトルバスもまだ出ていない時間帯なので、歩いてインフィールドへ向かいます。

バナナを食べながらテクテクWacken村の道を歩きます。

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自然がいっぱいでとても綺麗、そして涼しい…というか寒い。

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フェス開催期間中は村のあちこちに飲食ができる場所が。

 

 

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こちらはWackenのオフィス兼ストア。

 

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歩いていると見覚えのある御方にも遭遇、オハヨウゴザイマス。

 

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近道できる道は関係者や運営以外の人の立ち入りが禁止されているので、ぐるりと周ってインフィールドに向かう事になります。もちろん、正確な地図等はないので途中で会う村の人やセキュリティの人に逐一聞きながら目的地を目指します。

 

約40分ほど歩いて、ようやくインフィールドに到着。

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……うっわぁ。。

足下が悲惨な事に。

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(前日の大雨直後…)

 

あんなに緑色だった草がどこにも見当たりません。たぶん水が捌けにくい土の質もあるんでしょう…この上なく歩きにくい…。

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寒空の下根性で2時間半ほど待機。なんでそんなに早起きしたのかって?

 

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これです。1人4バンド限定で取得できるメインステージの撮影権。

私達は今回オールアクセスのPITパスは出されなかったため、朝イチでこの数量限定の権利を確保しなければなりません。でもイマイチ何時から…とかがわからなかったのでとりあえず早起きして歩いてきた次第(笑)

 

無事に念願のArchitects、Trivium、The Amity Affliction、そしてまさかのMEGADETHの撮影権を確保。マリリンマンソンもちょっと迷ったけど、深夜になってしまうしBIG4を撮影できるなんて滅多にない機会だ…と思いコチラへ。

 

最初のLacuna Coilまで時間があったし、とても寒かったのであたたかいコーヒーで休憩。with ポメス。

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ドイツのフライドポテト(上にソースかかってるものが多い)、上にかかってるスパイシーなソースがまたうんまい。

 

 

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13時からメインステージのHERDERで行われたのはLacuna Coil!! Giruちゃんが撮影権を取っていたので私はステージ近くからのんびり眺める。皆血のついたような衣装で登場、こんな感じだったっけ?と思いながら、クリスティーナの力強い歌声を聴く。

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歌姫的な感じを想像していたら、カカッテコイヤァア系の煽りをするかっこいい姐さんだった。メンバーのメイクがまた逸脱。

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(Lacuna Coilの撮影者は全てGiruちゃん)

 

 

一旦PRESSエリアへ戻り、前日の写真の現像や取り込みをここでモリモリ終わらせることに。それから、友人がTriviumのギターテックとして今回同行していたので連絡を取ったり、夜に待ち合わせするWalking Dead On Broadwayのメンバーともやり取り。

 

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いやぁ…。しかしもう足下が本当に酷い(苦笑)

 

そんな中、次はメインステージの一番奥LOUDER STAGEへ。

オーストラリアのThe Amity Affliction。ロードランナー所属のメタルコア、観るのは今回のWacken Open Airが初めてです。

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やっぱり若い世代や女の子にも人気があるからか、比較的観客には女の子が多め。

 

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1曲目はI Bring the Weather With Me。2016年に発売されたアルバムの切ないスタートソングである。初っ端の鐘の音が聴こえた瞬間ガッツポーズ。これだよこれ、これが聴きたかったんだ。

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しかし音響トラブルなのか、Voが逐一耳を押さえてサイドに下がってしまい、クリーンが1人で頑張って歌っている状況に。

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Will you miss me when I'm gone~のシンガロングは思った通り最高。

そしてBa/VoのAhrenの人気がやっぱり凄い。しかし彼本当に歳取らないよね。というか他のメンバーより1人だけ時の流れが遅く感じる…むしろ若返ってないか?というような綺麗なベビーフェイス。

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曲がとても綺麗なだけに、このトラブルはとっても勿体無かったし、本人達も悔しかっただろうと思う。

 

そんな彼らに少しでも盛り上がった景色を送ろうと、泥んこの中撮影。

サークルピット!!!

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……泥だらけになりました。レンズにも泥が飛び、若干悲惨な見た目になる私。

 

曲を聴きつつも、さすがにこのままじゃいかん!とPRESSエリアへ戻りカメラや衣類を拭く事に。野外じゃなくて今度は屋内のショーも観てみたいなThe Amity Affliction。音的にも屋内向けの気がする。

 

歩くだけで異常に疲れてしまいTriviumまで休憩。

 

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そして18時過ぎからはこちらも念願のTriviumをメインのFASTER STAGEで撮影。

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うーーーーん、かっこいい!メタル、全力でメタルしてる。

何よりキイチさんがとても楽しそう。異国の地で聞く、キイチさんの変わらないMCに物凄い安堵感を覚える。

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あっという間に3曲が終わり、普通にステージを観賞。

Silence In the Snowは相変わらず綺麗で伸びのある唄声にイチコロだったし、Kirisute Gomenでめっちゃアガった。数日前に公開したばかりの新曲もプレイ。

そんな中モニターにテックの友人が映り、1人叫んで大喜びしていたら周りからの視線が若干痛かった…(笑)

そしてラストはIn Wave。安定、そう安定感という言葉がふさわしい。

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この重鎮だらけのドイツのステージでメタルの魂を見せつけたTrivium、本当に最高のステージだった。

 

 

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そこから少し休憩した後、再びThe Amity Afflictionを撮影したLOUDER STAGEへ。

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そう!UKのメタルコアARCHITECTS!!!!!

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この2日目の私の大本命。彼らのショーをどうしても撮りたかった。

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凄かった…本当に息を呑むような鬼気迫るサムの叫びとステージ。

彼らはWackenに出ている他のバンドと比べるとやはり身体も細い。しかしその身体がこのステージの中でも全く小さいと感じられないほど、彼らのパフォーマンスは間違いなく素晴らしいものだった。

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冷気を帯びた夕暮れの空気を引き裂くように響き渡ったARCHITECTSの音。

ステージ上の照明の演出の瞬きも美しく、特にサムの絞り出すような歌声はダイレクトにその切ない歌詞と共に心に刺さってくる。

今回撮影した彼らの写真にはほぼ全て色彩のエフェクトをかけてはいません。野外にも関わらず、照明の一つ一つにまで凝っているこの世界観がまた凄かった。

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中盤に流れるGravity、サビの突き抜けるような高音にまた心臓を鷲掴みにされるような感覚。全身全霊、痛いほどにまで伝わってくる彼らの音と歌詞。彼らがヨーロッパで異常なまでの人気を確立している理由が、彼らに影響を受けた世代がヴィーガンというライフスタイルすら選択する理由が、なんとなくだが理解できた気がする。衝撃という生易しいものではない、直接心に刺さるのだ彼らの音は。

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そしてラスト、この素晴らしいフェスティバルに出演できたことやショーを見てくれたファン、ヴィーガンのコミュニティにも多くの理解を寄せてくれたWackenに感謝の言葉を。そして共にWackenのステージに出演できたことを誇りに思う…とThe Amity Affliction、年内の解散が決まっているThe Dillinger Escape Planを称える言葉をVo.のサムが述べオーディエンスからは拍手が巻き起こる。

そして、『ここで一人の人物の話をしよう』と前置きしサムが語り出す。

 

"次の最後の曲の前に。1つの祈りと、1人の人物の話をしようと思う。
彼はこのバンドの心臓だった。
彼はこのバンドの存在の原点で理由だった。
そして彼はこのバンドの本当の兄弟で、そして真の家族だった。
彼が去り、俺たちは自分の一部を奪われた痛みに苦しんだ…それでも俺たちは今も進む事を選んだ。
そう…愛するトムへ、どうか皆祈りを捧げてくれ。そして一緒に歌ってくれ。大きく、トムに届くように一緒に。
皆もそうだ、このバンドのファンは1つのファミリーでもあるんだ。彼の痛みや苦しみの曲を共に分かち合ってくれ…"

 

そして始まったのは昨年リリースされたアルバム"All Our Gods Have Abandoned Us"より"Gone With The Wind"。癌と最後まで闘い続け、この作品のリリース後にこの世を去ったギタリストTom Searleの苦悩や苦しみが描かれている曲だ。

先に書いたサムのMCだが、正直途中から大号泣していたので意訳程度に読んでいただけると有難い。私がまだARCHITECTSやヴィーガンの事など微塵も知らなかった頃、今よりもその知名度が世界的では無かった頃、ボクのバンドも聴いてみてよとメッセージをくれたのがこのトムだった。

彼が亡くなってからの1年、様々な現場に行った。沢山の会場へ足を運び、いろんなバンドの写真を撮った。写真を撮って楽しかったとSNSにポストすれば、様々な反応を受け取ることがある。そして同時に、どれだけARCIHTECTSというバンドが偉大で、シーンのあらゆる場所に影響を与えているのか、身を以て痛感した。

 

トム、私この1年めちゃくちゃ頑張ったんだよ。Warped Tourにも行ったし、今Wackenでカメラ持ってるんだよ。ARCHITECTS撮ってもいいカメラマンとして扱ってもらえるようになったんだよ…。

 

でも、会いたかったトムはもういない。勝ち取った権利が手元にあっても、星になってしまったトムにはどう頑張ったところで一生会えない。

このバンドをスタートさせたトムと、ドラマーのDanは双子の兄弟でもある。彼の心情、そして共に歩んで来たメンバーや家族の心の内やその悲しみは、私なんかには到底推し量れないほど深いものだと思う。

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それでも、ARCHITECTSは前に進んだ。トムの苦しみを歌った楽曲を、私たちに叩きつけるように全力でプレイした。もう涙が止まらなかった。このWackenで多くの憧れや目標を目の当たりにし、泣きそうなほど感動したりウルッときた事は正直何度かあった。しかし、ここまで涙が止まらないものか…。気づけば堪えられずに声を出して泣いていた。周りにいたファンの人たちが私に声をかけてくれ、ハグをしてくれた。

『サムの言った通り、ボクたちはファミリーなんだよ。憎むべきは病気、自身の国の距離を憎まないで、そして悲しみにのまれないで。ほら、もう泣かないで』

こんなに泣くとは思わなかった。ずっと見たかった彼らのショーは本当に、心の底から素晴らしいと言えるほどのもので。だけどトムはもう居ないんだと私に残酷に突きつけてきたものでもあった。ただただ、ファンの暖かさとショーの素晴らしさに感謝した。

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ARCHITECTSが終われば15分後にはメインステージでMEGADETHの撮影である。泣きはらした目でフィールドを早足で横断。Giruちゃんともここで合流。

 

さすが大御所中の大御所と言うべきか。

カメラマンが殺到し、撮影は何組かに分けられ1グループ1曲半のみの時間に制限された。

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これがBIG4...。初めて見るステージとそのギターに驚くばかり。

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歌ではなく曲の半分が演奏、しかし凄い。これがレジェンドか…。凄さとバックスクリーンの眩しさで目がチカチカした。自分がこの場でカメラを持っていることが夢のように感じられた。

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あっという間に1曲半が終了し、ステージの袖へ。

夜の暗い中、ステージの明るさに照らされた人々、観客はもちろんカメラマンの多くやセキュリティまでもが溢れんばかりの笑顔でそこにいた。

 

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ここで私は待ち合わせをしていたドイツのデスコアバンドWalking Dead On BroadwayのギタリストMichaelに会うためPRESSエリアへ戻ることに。ショーの感想やドイツのシーン、共通の友人のバンドの話、With Full Forceというドイツの野外フェスティバルへBAD OMENSを手引きしたのは実は彼だったという裏話。半年以上ぶりに会えたのでもう話が止まらなかった。友人としても最高な奴だが、彼のバンドも物凄くかっこいい本物のデスコアバンドなので是非ともチェックしてもらいたい。

 

 

マイケルと別れ、マリリンマンソンの音を遠くに聴きながら、最終日の撮影権獲得のために翌日も早起きなのでテントへ戻ることに。

 

この日もテントに戻ってすぐ寝袋に包まり、疲れ切って泥のように寝ていた…。

 

 

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次はいよいよWacken Open Air最終日!!